NEXT...F1開催スケジュール

アロンソ「いつかフェルスタッペンと組んでル・マン24時間レースに挑戦したい」フェルスタッペンはF1で7冠を獲得する“才能”はあるものの必要なのは?

2022年11月04日(金)18:25 pm

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)が、自分と同じ2度のF1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)と一緒のチームで有名なル・マン24時間レースに挑戦してみたいと語った。

■ハミルトンの記録を軽視する発言を行ったアロンソ

2023年には今季限りでF1を引退するセバスチャン・ベッテルの後任としてアストンマーティンに移籍することが決まっているスペイン出身のアロンソだが、最近、フェルスタッペンが2021年と2022年に2連覇を達成しことは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)の通算7度のタイトル獲得よりも価値があるかもしれないと示唆し、波紋を呼んだばかりだ。

これに対し、メルセデスのチーム代表を務めるトト・ヴォルフは次のように反撃している。

「彼は面白い男だね」

「彼は見出しを作っている。そして、このスポーツは見出しの上に成り立っているんだ」

「彼らはどちらも偉大なF1チャンピオンだよ」

「アロンソはそういうことで楽しんでいるんだ。だが、ルイスは1ミリも気にしていないと思うよ」

■フェルスタッペンと組んでル・マン24時間をやってみたいとアロンソ

現在41歳のアロンソは、かつて2007年にマクラーレンでチームメートだったハミルトンと大きな確執を抱えたことでも知られている。そのことがまだ尾を引いているのかどうかはわからないが、25歳のフェルスタッペンに対しては全くと言っていいほど好意的な姿勢を見せている。

「僕はマックスがいつか耐久レースに出たいと考えていることは知っているし、ル・マン24時間レースは彼にとって魅力的だと思うよ」

フェルスタッペンの母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』紙にそう語ったアロンソは、次のように付け加えた。

「僕は確かに一緒にそれをすることに前向きだよ。もしも競争力のあるチームでドライブできるのなら、このアイデアを試してみるべきだと思うよ」

しかし、アロンソはそのチームのもうひとりのドライバーに、フェルスタッペンの父である元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンを起用することにはあまり乗り気ではないようだ。

トヨタチームの一員としてル・マン24時間レースを2度制した実績を持つアロンソは次のように続けた。

「現時点では、僕はマックスの方がいいね。だけど、僕はヨスのこともすごく尊敬しているよ」

「彼は、チームマネージャーという役割を開拓することもできるんじゃないかな」

■フェルスタッペンの通算7度タイトル獲得は難しい?

一方、今年はフェルスタッペンが圧倒的な強さで2回目のF1ドライバーズタイトル獲得に成功したことで、今後ハミルトンとミハエル・シューマッハが持つドライバーズタイトル獲得記録7回を狙える可能性もあると考えている者も多いようだ。

だが、かつてルノーで2005年と2006年に2年連続F1チャンピオンとなったアロンソは、その可能性はあまり高くないと考えているようだ。

「彼が7回タイトルを手にするのは難しいだろうね」

「確かにマックスにはそこに到達できるだけの才能がある。だけど、何年にもわたって非常に競争力のあるクルマを手にしていなくてはならない。そして、その保証は決してないんだ」

そう語ったアロンソは、次のように付け加えた。

「現時点では、それは簡単なことだよ。あらゆることが、レッドブルが今後数年間を支配することを示している。だけど、それが確実かどうかはわからない。マックスにそれだけの運があるかどうか、様子を見ようじゃないか」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック