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【レッドブルF1】共同創業者マテシッツの逝去で「色々なことが起きている」ものの「チームは何も変わっていないし残り2戦も勝ちにいく」

2022年11月04日(金)19:18 pm

2022年がイギリスのミルトンキーンズに拠点を構えるレッドブル・レーシングにとって波乱に満ちた年となったのは間違いない。

■9年ぶりにダブルタイトル獲得もバジェットキャップ違反でペナルティー

今季圧倒的な強さを見せたレッドブルは、2013年以来9年ぶりとなるドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルのダブルタイトル獲得に成功。それに加え、2年連続F1チャンピオンとなったマックス・フェルスタッペンは、今シーズンだけで14勝を達成し、F1新記録を打ち立てたのだ。フェルスタッペンには、残り2戦でこの記録をさらに伸ばす可能性もある。

だが、その成功の裏で、レッドブルは2021年のバジェットキャップ(チーム予算上限)に違反していたと判定され、約10億円もの多額の罰金と2023年シーズン中の風洞テスト時間10%削減というペナルティーを受けている。

■最大のインパクトはレッドブル創業者の逝去

だが、今年最もレッドブルにとってインパクトがあったのは、世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブル社のオーナーであり創設者であったディートリッヒ・マテシッツが10月に逝去したことだろう。

マテシッツの右腕と呼ばれ、レッドブル・レーシングのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは次のように語った。

「レッドブルでは今、戦略的、政治的な面でいろいろなことが起きている」

「ディートリッヒ・マテシッツの逝去に関連して、社内で明確にしなければならない問題がある。だが、それがスポーツの構成要素に影響を与えるようであってはならない」

「チームにとっては、何も変わっていないよ」

■今季の残り2戦で勝利する可能性も十分にある

そう語った79歳のマルコは、レッドブルとしては残りの2レースも勝利して2022年シーズンを終えるつもりだと、次のように付け加えた。

「残りの2レースで勝つために準備しているし、最近我々が示したスピードと信頼性から判断すれば、そのチャンスは十分にあるよ」。

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