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ミック・シューマッハ、苦境を哲学的に答える。アウディの“うわさ”は「良いこと」と認めるも今は「プランA」だけに集中

2022年10月31日(月)0:53 am

来季のシートが決まっていないミック・シューマッハ(ハース)は、アウディが2026年からのF1参戦のためにドイツ人ドライバーを探していることは「いいこと」だと話している。

23歳のドイツ人ドライバーのシューマッハはまだハースと再契約を結んでおらず、今季のクラッシュやポイント不足のレースが続いたことから、ハースは2023年の選択肢をオープンにして検討しているという。

リザーブシートやサバティカル休暇、あるいはローガン・サージャントがスーパーライセンスを確保できなかった場合のウィリアムズのシートなどが、2023年のシューマッハの「プランB」に含まれているとの見方もある。

F1界のレジェンドであるミハエル・シューマッハの息子は、メキシコで『DPA通信』に「今のところ、僕にとって重要なのはプランAだけだよ」と語った。

しかし、2023年にシーズンを棒に振るという選択肢は本当にあるのかと問われると、シューマッハは「まだそこまでは考えていない」と主張した。

「僕の仕事は今日ここでベストを尽くすことと、週末のチャンスを生かすことだ」。

■ミック・シューマッハ「我慢の時期」

また、ハースF1チームのギュンター・シュタイナー代表やハースのオーナーであるジーン・ハースから批判を受けていることについても、哲学的な発言をした。

「我慢するしかないんだ」とシューマッハは主張した。

「僕たちドライバーも同じだ。もし、限界に達していなければ、すぐに遅れをとることになる。そうすれば、僕の状況はまったく違っていただろう」。

「僕はドライバーだ。いろいろな状況を経験したからこそ、今の自分があるんだよ」。

■シューマッハはアウディのF1参戦を喜ぶも「先の話」

一方、将来のシチュエーションとしては、ワークス・アウディのシートが考えられる。フォルクスワーゲン傘下のドイツ自動車メーカーであるアウディのマルクス・デュエズマンCEOとF1プロジェクトリーダーのアダム・ベイカーはともに、2026年にはドイツ人ドライバーが理想的だと認めている。

そのことについて尋ねられたシューマッハは、次のように答えた。

「アウディがF1に参戦するのは素晴らしいことだと思う」

「グローバル企業でありながら、ドイツのブランドだ。これで多くのドイツ人がF1に戻ってきて、またいつか母国でのレースが開催されることを期待しているよ」

「もちろん、これだけ大きなグループがドイツ人ドライバーを探しているというのはうれしいことだけど、すべてはまだ先の話だ」。

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