NEXT...F1開催スケジュール

フェルスタッペン、ハミルトンに恨まれても「実力を尊重」と大人の対応。アロンソの発言が波紋「チームメートだけに勝った7冠とは違う」SNSで弁解「王座はふさわしいよ」

2022年10月30日(日)23:32 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、2021年のライバルであるルイス・ハミルトンとの間に残る緊張感は、今や一方的なものかもしれないと語った。

2人は昨年のタイトル争いで最終戦の最終ラップまで超激戦を繰り広げたが、物議を醸したアブダビGP決勝とその後のバジェットキャップ騒動で、レッドブルとメルセデスの間にはまだ悪感情が残っている。

しかし、2021年と2022年のF1ワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは、37歳のハミルトンがまだ「恨みを抱いているかもしれない」と聞いているという。

「彼は僕の名前を言わないってみんなに言われたよ」と25歳のフェルスタッペンは『Mail on Sunday(メール・オン・サンデー)』紙に語った。

「僕はいつも、人々がスポーツで達成したことを尊重しなければならないと教えられてきた。ルイスが成し遂げたことには何の問題もない。彼は史上最高の一人だ」

■アロンソの発言、物議を醸すも「見出し」の付け方の問題

ハミルトンと対立関係にあるもう一人のドライバーは、2007年にマクラーレンでチームメートだったフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)だ。アロンソがオランダの新聞『De Telegraaf(テレグラーフ)』に語った最新のインタビューが波紋を呼んでいる。

「ルイスのことはすごく尊敬しているけど、それでも、チームメイトとだけ戦って7つの世界タイトルを獲得するのはやっぱり違うよ」とアロンソは語っている。

2005年と2006年のドライバーズチャンピオンを獲得したアロンソは、「僕はタイトルを獲得するためにチームメイトと戦う必要はなかった」と述べた。「また、マックスがペレスやアルボンと争ってレースに制する姿も見たことがない」

このアロンソの発言はネット上で反発を招いたが、彼は新聞社が「見出し探し」に終始していると主張した。

「お願いだ、すべてのタイトルがすばらしく、ふさわしいものであり、感動的なものなんだ。今の時代のチャンピオンやレジェンドを楽しもうよ」とツイッターで語っている。

■フェルスタッペン「ルイスはクルマの力だけで勝ったのではない」

フェルスタッペンは、ハミルトンが記録破りの7つのタイトルに完全に値するかどうかについて、同じような主張をするつもりはないと述べた。

「それは彼のドライビングによるもので、クルマ(の能力)だけではないことは分かっている。それは役に立つことはみんなが知っている。でも、やっぱりチームメイトを打ち負かさなければならないし、ルイスは一貫してそうしてきたんだ」

「その人が素晴らしい仕事をしたことも認めなければいけないと思うよ」

■誰にも知られず歩きたい

しかし、F1での成功の一面である名声に関しては、自分とハミルトンの性格が大きく異なることを示唆した。

「僕は知られたいと思ったことはない。誰も僕を知らないで歩き回れたらいいのにな」

「僕は好かれるためにここにいるわけじゃないし、それが僕の一日を台無しにするわけでもない。チームと一緒に素晴らしい時間を過ごしているよ。人々が何を言おうと勝手だけど、僕はパフォーマンスをするためにここにいるんだ」。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック