マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が2年連続のドライバーズタイトルを獲得し、混乱、危険、怒りが鈴鹿の舞台を作り出した。
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■フェラーリはFIAを批判
日本には来なかったスクーデリア・フェラーリのマッティア・ビノット代表は、フェルスタッペンのポイント獲得につながったシャルル・ルクレールの最終ラップの防御的な動きに対して、FIA(国際自動車連盟)がほぼ即座にペナルティを出したことを痛烈に批判している。
「シンガポールでは(セルジオ)ペレスのために“一生”かかっていたのに、バカバカしくて許せない」と彼は『Sky Italia』に語っている。
「今回はドライバーの意見も聞かなかった。このレースマネジメントは良くないと思う。信用を失わないために、我々(F1界)は変わらなければならない」。
■同郷ガスリーも故ジュール・ビアンキの父も怒り
一方、危険なコンディションで赤旗が振られた際、ピエール・ガスリーが時速250kmで走行中に回収中のクレーン車に出くわし、激怒したガスリーはFIAに怒りをぶつけた。
FIAは「徹底的な検証」を開始したと発表し、鈴鹿での事故が原因で亡くなった故ジュール・ビアンキの父フィリップはこの出来事について「たくさんの、たくさんの、怒り」が残っていると認めている。
「FIAに手紙を書こうと思っているんだ。明日もこのようなことが起こらないようにしたい」と『RMC』に述べている。
■アロンソ「結局マックスが王者?今週末を要約してるね」
フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)は次のように述べた。
「FIAにとっても、みんなにとって難しい週末だったと思う」
「マックスは最終的にワールドチャンピオンになったの?それがこの日曜日がどんなものだったかを要約しているよ」
「でも、レッドブルは最高のチームだし、マックスは最高のドライバーだ。彼は別のカテゴリーにいるし、(レッドブルとマックスが)一緒になればほとんど無敵のマシンになるんだ」。