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ハミルトン「2021年にメルセデスがあと30万ポンド使えていたらF1タイトル争いの結果も違っていただろう」

2022年10月07日(金)23:50 pm

2021年にF1チームがバジェットキャップ(チーム予算上限)ルールを守っていたかどうかの精査結果を5日(水)に発表するとしていたFIA(国際自動車連盟)だが、当日になって日本GP決勝翌日の10日(月)までそれを延期したことで、レッドブルの予算上限違反疑惑に関する新たなうわさや報道が継続される状況となっている。

実際のところ、レッドブルのバジェットキャップ違反は「軽微」なものであり、軽いペナルティで済むだろうという報道がある一方、レッドブルが2021年の選手権から除外され、その結果としてマックス・フェルスタッペンのタイトルが剥奪され、改めてルイス・ハミルトン(メルセデス)が2021年の正式なF1チャンピオンだと宣言される可能性もあると考えられている。

■昨シーズン中にレッドブルの予算に疑問を感じたハミルトン

昨年のF1最終戦アブダビGPのファイナルラップでフェルスタッペンにタイトルを奪われた形となったハミルトンだが、レッドブルの予算には昨シーズン中から疑問を持っていたことを認めている。

「シルバーストン(イギリスGP)の後、僕にはもっと改良パーツが必要だと思ったのを覚えているよ。だけどその一方で、彼ら(レッドブル)のトラックがほかのクルマの改良パーツを供給し続けているのを見たんだ」

今季のF1第18戦日本GP(9日決勝)が開催されている鈴鹿サーキットでそう語った37歳のハミルトンは次のように続けた。

「僕は思ったよ。もしも、彼らが改良を続けていけば、タイトル争いで彼らに勝つのは難しくなるだろうってね」

「もし僕らが新しいフロアやウイングに30万ポンド(現在のレートで約4900万円)を使っていたら、タイトル争いの結果が変わっていたかもしれない。だから、そうではないことを願うよ」

■ハミルトンのF1引退はまだ先のこと?

一方、メルセデスのチームCEO兼代表であるトト・ヴォルフは、先週、現在2023年までの契約が結ばれているハミルトンがあと5年はF1を続けたいと考えていると示唆していた。

そのことについて鈴鹿で質問を受けたハミルトンは、「それはどうかな。可能性はあるよ」と微笑みながら答えると、次のように付け加えた。

「僕は元気だし、自分のやっていることを愛している。僕たちにはまだやるべきことも、達成しなければならないこともたくさんある。すぐにやめる計画はないよ」

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