【F1】全24戦で構成された2023年の暫定カレンダーがリーク 日本GPは9月24日に
ドイツのメディアが2023年のF1暫定カレンダーを報じている。
2023年の暫定カレンダーについては、今後FIA（国際自動車連盟）の下部組織である世界モータースポーツ評議会の承認を経て正式に発表されることになるものの、少し前にはオーストラリアGPのプロモーターが2023年のレース日程が決定したと発表しており、すでにカレンダーはほぼ完成状態にあるものと考えられていた。
こうした中、先週末のオランダGPが終了した直後、F1最高責任者のステファノ・ドメニカリが、2023年のカレンダーではザントフォールトでのレースは夏休み明け直後に行われることになるとオランダの『De Telegraaf（テレグラーフ）』紙に次のように語っていた。
「オランダのファンの熱意、興奮、そして尊敬の念を見ることができたのは素晴らしかった」
「来年の夏休みの直後にここに戻ってこられることを楽しみにしている」
そして、このほどドイツの『Auto Bild（アウト・ビルト）』が、非公式版ながら、2023年の暫定カレンダーを報じている。
それによれば、2023年のカレンダーは以前から伝えられていたように全24戦で構成されており、アメリカのラスベガスGPやカタールGPが新たに加えられる一方で、うわさされていた南アフリカGPは掲載されていない。
以下に、この暫定カレンダーのポイントを簡単に整理してみる。
■モナコとベルギーは開催継続
消滅の可能性もあるとされていたモナコGPやベルギーGPはカレンダーに留められているが、スパ・フランコルシャンでのレースはこれまでの夏休み明けではなく、7月中旬に位置づけられている。
■中国GPの復活はいまだ不透明か
また、2020年から今年まで3年連続で開催がキャンセルされていた中国GPが復活することになっているが、上海でのレースに関してはまだ不透明な部分が残されているようだ。仮に中国での開催が困難となった場合、レース数は23戦に減る可能性もあるという。
■日本GPは9月24日決勝
気になる鈴鹿サーキットでの日本GPだが、2023年は10月ではなく、第18戦として9月24日（日）に決勝が行われるスケジュールとなっている。
■3週連続開催は2回
F1関係者にとって負担が大きくなる3連戦は2回組まれており、6月下旬から7月上旬にかけてイタリアのイモラ、モナコ、スペインのバルセロナへ、そして10月下旬から11月上旬にかけてはアメリカのオースティン、メキシコ、ブラジルへと移動することになる。
■最終戦は11月18日決勝のアブダビGP
そして、その後に初開催となるラスベガスGPが行われ、最終戦のアブダビGP（11月26日決勝）で2023年シーズンが幕を閉じる予定となっているようだ。
『Auto Bild（アウト・ビルト）』が報じた暫定カレンダーは以下のようになっている。
■2023年F1暫定カレンダー（非公式）
開幕戦 3月5日 バーレーン
第2戦 3月19日 サウジアラビア
第3戦 4月2日 オーストラリア
第4戦 4月16日 中国
第5戦 4月30日 アゼルバイジャン
第6戦 5月7日 アメリカ（マイアミ）
第7戦 5月21日 イタリア（イモラ）
第8戦 5月28日 モナコ
第9戦 6月4日 スペイン
第10戦 6月18日 カナダ
第11戦 7月2日 オーストリア
第12戦 7月9日 イギリス
第13戦 7月23日 ベルギー
第14戦 7月30日 ハンガリー
第15戦 8月27日 オランダ
第16戦 9月3日 イタリア（モンツァ）
第17戦 9月17日 シンガポール
第18戦 9月24日 日本
第19戦 10月8日 カタール
第20戦 10月22日 アメリカ（オースティン）
第21戦 10月29日 メキシコ
第22戦 11月5日 ブラジル
第23戦 11月18日 アメリカ（ラスベガス）
第24戦 11月26日 アブダビ
