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スパでの“衝突”を水に流したアロンソとハミルトン、“サイン入りキャップ”で仲直り?

2022年09月02日(金)21:34 pm

フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)は、先週末に開催された今季のF1第14戦ベルギーGP決勝で両者がクラッシュしたことに端を発した騒動に終止符を打ったようだ。

■スパでハミルトンを激しく非難していたアロンソ

先週末にスパ・フランコルシャンで行われたレースでは、1周目に両者のマシンが接触する事故が発生。その際、アロンソはチーム無線を通じてハミルトンのことを「馬鹿」だと言い放ち、次のように付け加えていた。

「この男が知っているのは先頭からスタートしたときの運転の仕方だけだ」

■自分のサイン入りキャップを贈ると反応していたハミルトン

一方、ハミルトンの方はそのクラッシュに関してアロンソと話をするつもりだったものの、アロンソが自分について語ったことを耳にした後ではそういう気になれなくなったという趣旨のコメントを行い、その後SNSに「フェルナンドへ」と書かれたシールが貼られた自分の直筆サイン入りメルセデスキャップの写真だけを投稿していた。

アロンソとハミルトンは2007年にマクラーレンでチームメートだったことがあるが、そのときに両者の間に確執が生じていたことはよく知られているだけに、ハミルトンの投稿はアロンソに対する嫌みだと受け取った者も少なくなかったようだ。

■ハミルトンに謝罪したアロンソ「非難すべきクラッシュではなかった」

しかし、第15戦オランダGP(4日決勝)の舞台となるザントフォールト・サーキットに入ったアロンソは、メルセデスのモーターホームにハミルトンを訪ね、そこでそのメルセデスキャップを受け取り、2人で一緒に記念撮影を行った。

現役最年長F1ドライバーである41歳のアロンソは、今回の件が大きな騒ぎとなったのはメディアのせいでもあると指摘しながら次のように語った。

「まず言いたいことは、ルイスのことだ。彼はチャンピオンであり、僕らの時代におけるレジェンドなんだ」

「だけど、イギリス人ドライバーに対して何か言うと、蒸し返すようで申し訳ないんだけど、そのあとで常にメディアが大々的に関わってくるんだ」

「でも、とにかく、僕は謝るよ。僕は自分が言ったことについて考えていなかったんだ。それに、リプレイを見たところ、正直なところ、非難するようなことではなかったと思っている。なぜなら、僕たちはお互いに接近していたし、あれは1周目によくある事故だったんだ」

そう語ったアロンソは、ハミルトンとの個人的な関係について次のように付け加えた。

「僕と彼には何の問題もないし、僕は彼をすごくリスペクトしているよ」

■キャップはちょっとした遊び心だったとハミルトン

37歳のハミルトンもまた、今回のことはもう気にしてなどいないと主張している。

「僕にとってはなんでもないことだよ」

「それによって何も変わらないし、僕にとっての影響なんてこれっぽっちもないよ」

そう語ったハミルトンは、サイン入りキャップのことに言及しながら次のように付け加えた。

「キャップに関しては、ちょっとした遊び心だったんだ。若い子供たちが大勢僕をフォローしていることも知っているし、それは僕が自分の行動において心がけているステップなんだ」

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