NEXT...F1開催スケジュール

【メルセデスF1】勝利を狙うには「予選ペースの改善」が必要だとチーム代表

2022年08月16日(火)19:25 pm

メルセデスF1チーム代表のトト・ヴォルフが、2022年シーズン後半に向けて取り組むべき課題を明らかにした。

■連続未勝利記録更新中のメルセデス

イギリスのブラックリーにファクトリーを構えるドイツ国籍F1チームのメルセデスは、2022年シーズン序盤は非常に苦しい状況に置かれていた。だが、最近では立ち直りを見せており、第8戦アゼルバイジャンから6戦連続でトップ3入りを果たしている。そして第12戦フランスGPと第13戦ハンガリーGPでは2戦連続でルイス・ハミルトンが2位、ジョージ・ラッセルが3位となる好調ぶりを示して夏休みを迎えている。

とは言え、2014年から2021年まで8年連続でコンストラクターズチャンピオンとなったメルセデスも、今シーズンはまだ一度も勝利することができていない。これで、昨年のF1最終戦アブダビGPから14レース連続で勝利から見放されているわけだが、これは2012年に初優勝を飾って以来、メルセデスにとっては最長期間となる。

■勝利へのカギは“予選ペースの改善”

かつての勢いを取り戻すためにもなんとかレースで勝利したいメルセデスだが、ヴォルフはチームがレースペースを向上させてきたとはいえ、予選のスピードをもっと向上させることができなければ勝利を手にするのは難しいだろうと考えている。

「今シーズンの始まりは本当に全くいいところがなかった。これに関しては説明のしようもないよ。昨年の12月にはタイトルを争っていたのにその4か月後には上位陣と競い合えなくなっているのだからね。悔しいよ」

「あれ以来、我々はジェットコースターに乗っているかのようだ。我々はほとんどすべてのレースで表彰台に上っているんだ」

そう語ったオーストリア出身のヴォルフは次のように付け加えた。

「日曜日(決勝)では強さを示すことができたが、予選では全く歯が立たなかったし、差が大きすぎた。だから今は、その理由を理解することが重要だし、シーズン後半には予選でのペースを上げ、優勝を狙えるようにしたいと思っているよ」

■シーズン後半は3チームによる三つ巴の戦いに?

確かに、今年は予選でのスピードに関してはフェラーリやレッドブルに対して後れをとっているメルセデスだが、夏休み前最後のレースとして行われた第13戦ハンガリーGPではラッセルが自身初のポールポジションを獲得するなど、明るい兆しも見えてきている。

シーズン後半にメルセデスのパフォーマンスがさらに向上すれば、フェラーリ、レッドブル、メルセデスによる三つ巴の戦いが繰り広げられることも十分に期待できそうだ。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック