F1オーストラリアGP(メルボルン・グランプリ・サーキット)の決勝レースで9番グリッドからスタートしたカルロス・サインツ(フェラーリ)が早々にリタイアとなった。
●【2022F1第3戦オーストラリアGP】決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
9番グリッドから追い上げるレース戦略を採ってハードタイヤでスタートしたサインツだったが、スタートに失敗。13番手まで順位を落としてしまった。
2周目、サインツは焦ったのか、周囲がミディアムタイヤの中で自身はタイヤが温まりにくいハードタイヤにもかかわらず、混戦のターン9でややアウト側からエイペックスにつけないままターンインしたもののそのままコースアウト。芝生でコントロールを失い、スピンしながらコースを横切ってグラベルでストップした。グラベルに捕まったフェラーリのタイヤは虚しく空転し、ここでサインツのレースは終わってしまった。
サインツは無線で「誰か押し出してくれたらいいんだけど」と訴えたが、マシンはグラベルに深くはまっており、フェラーリは「エンジン止めて」と伝えた。
チームメイトのシャルル・ルクレール(フェラーリ)はポールポジションを獲得し、レースをリードしていることもあり、焦りが出てしまったかもしれない。