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フォルクスワーゲンが傘下のアウディとポルシェのF1参戦を承認へ レッドブルとマクラーレンとは1000億円級の巨額契約か

2022年04月08日(金)6:11 am

フォルクスワーゲン傘下のアウディとポルシェが2026年からF1活動を開始するのはすでに「確定事項」だと伝えられている。

F1チームたちが第3戦オーストラリアGP(10日決勝)の開催地であるメルボルンに集結する一方で、フォルクスワーゲンは7日(木)にドイツ本社で取締役会を開き、そこでアウディとポルシェが2026年からF1参入することにゴーサインを出すものと考えられている。

最新の報道によれば、アウディはマクラーレンと6億5000万ユーロ(約876億円)もの巨額契約を結び、ポルシェはレッドブルとワークスエンジンサプライヤー契約を結ぶことになるという。

しかし、フォルクスワーゲンがこれについて正式発表するのはまだ先になるかもしれない。『Sky Deutschland(スカイ・ドイチュランド)』は次のように報じている。

「おそらく交渉のプロセスは夏まで続くことになるため、会議後には何も発表されることはないだろう」

だが、スイス出身の元F1ドライバーであるマルク・スレールは、ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』に次のように語った。

「その2つのプロジェクトは、すでに社内では確定していると聞いているよ」

「あとは(フォルクスワーゲン)グループが『はい、やっていいよ』と言うだけだ。これはグループの長期計画に関することだからね」

メルセデスの元モータースポーツ責任者であるノルベルト・ハウグは次のようにコメントしている。

「フォルクスワーゲンはF1がどのようなマーケティングツールであるかを認識しているよ」

それについてはスレールも同意見だ。

「この2つのブランドはレースに参加する必要がある。そして、彼らはよいパートナーを選んだよ」

「アンドレアス・ザイドルがドイツとのコネクションを生かしてマクラーレンのチームボスを務めていることを考えると、ただ微笑ましく思うばかりだ。そして、レッドブルとポルシェもまた非常に親密な関係にある。うまくフィットするよ」

そう語ったスレールは、新たなF1プロジェクトに向けてアウディだけで10億ユーロ(約1350億円)を支出する用意があるとの噂すらささやかれていることに言及しながら次のように付け加えた。

「宣伝を通じたF1の存在感と展開力は、ほとんどプライスレスだよ。だから、それは理にかなっているんだ」

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