F1引退の噂がささやかれていたルイス・ハミルトン(メルセデス)だが、2022年も現役生活を継続することが確実となった。
通算8回目となるF1ドライバーズタイトルをほぼ手中に収めたかと思われていた2021年F1最終戦アブダビGPでのハミルトンだったが、レース終盤にセーフティカーが導入されたことがマックス・フェルスタッペン(レッドブル)に有利に働いたことでまさかの逆転負けを喫していた。
この際のF1レースディレクターの采配には各方面から疑問の声があがり、現在統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が調査を行っているところだ。
そのアブダビGP後ずっと沈黙が続いていたこともあり、ハミルトンがそのままF1を引退する可能性もあると噂されていた。
だが、メルセデスは18日(金)に予定されている2022年型F1マシン発表イベントに向けてこのほどメディアに対してメモを送ったが、その中には「我々の2022年のドライバーであるルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセル、そしてチーム代表兼CEOのトト・ウォルフから話を聞く機会がある」と書かれている。
このことから、2022年もハミルトンがメルセデスのドライバーとしてフルシーズンを戦うことが公式なものとなったわけだ。
今年、改めて前人未踏の大記録である通算8回目のF1ドライバーズタイトル獲得を目指すハミルトンだが、それを再びフェルスタッペンが脅かすことになるのか、あるいは第三、第四のドライバーがその戦いに加わってくることになるのか?
新たな技術レギュレーション導入により、F1チームの力関係に変化が生じることも想定される2022年だけに、予想もしなかった展開となる可能性もありそうだ。