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「タイトルを逃した直後のハミルトンはすごくショックを受けていた」とカルロス・サインツ

2022年02月11日(金)18:02 pm

フェラーリのカルロス・サインツによれば、2021年のF1タイトル獲得を逃した直後のルイス・ハミルトン(メルセデス)はかなりショックを受けていたようだ。

最後の最後にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がハミルトンをかわして自身初のF1ドライバーズタイトル獲得をするという劇的な展開となった2021年F1最終戦アブダビGP決勝だったが、このレースに関してはその後大きな論争を呼ぶこととなってしまった。

優勝したフェルスタッペン、2位となったハミルトンと共にアブダビGPの表彰台に上っていたサインツは、そのときのことを思い出しながらイタリアの『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に次のように語った。

「僕が彼の立場だったらどう感じただろうかって? 最悪だよ」

「あのレースの後、彼が騒ぎを大きくしないようにしたことに僕は驚いているよ。最終ラップでタイトルを失うのは本当に受け入れがたいことだから、ああいう振る舞いをしたことで、僕は以前にも増して彼を尊敬しているよ」

「僕たちは表彰台の上で少し言葉を交わしたけれど、彼は本当にトラブルを抱えていたよ」

実際のところ、レース直後にはフェルスタッペンに歩み寄って健闘をたたえたハミルトンだったが、上位3人のドライバーに義務づけられているレース後の記者会見に姿を見せず、翌週にパリで行われたFIA(国際自動車連盟)の年間表彰式典も欠席。こうしたことから、ハミルトンがこのままF1を引退する可能性もあるとの噂さえささやかれていた。

サインツは、F1にとっては今後も同じような論争に対処しなくてもすむように、うまくこの事件の後始末をすることが重要なのだと主張している。

「同じ失敗を繰り返してはならないよ」

「今ではサッカーの試合はすべて論争を巻き起こしている。だけど、僕たちはF1がそういう方向に向かうことを防がなければならない」

そう語った27歳のスペイン人ドライバーは次のように付け加えた。

「だけど、僕はこの状況が悲惨だとは思っていないんだ。僕たちはそれを改善する途上にあるんだと僕は確信しているよ」

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