レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、2022年のF1スプリント予選実施がまだ確定していないことに懸念を示した。
昨年は3レースで試験的に実施されたスプリント予選だが、今年は全23戦中6戦でスプリント予選を実施する計画だと伝えられている。
だが、これまでの報道によれば、一部のチームがスプリント予選を行えばマシンがクラッシュするリスクも増すため、そのための追加予算をF1が補償する必要があると主張していることから、実際にスプリント予選が実施できるのかどうかも不透明な状況となってきているようだ。
ホーナーは、インドのテレビ局『WION(ウィオン)』に対し、昨年のスプリント予選は「興味深い」ものだったが、2022年のフォーマットを調整、拡大、確定するにはもう時間が足りなくなってきていると次のように語った。
「(2021年のスプリント予選は)完璧ではなかったが、試してみなければ何もわからないものさ。私は、もっとエキサイティングに、もっと面白くするために、できることがあると思っているよ」
「でも、もうかなり遅れているから、すぐに決断する必要があるよ」
噂によれば、FIAは今週、世界モータースポーツ評議会の緊急会合を開く準備をしているという。そして、そこではスプリント予選の問題に加え、昨年60分に短縮された金曜フリー走行を再び90分に戻す案や、大きな話題となっているF1レースディレクターのマイケル・マシの今後に関する件が話し合われることになるものと考えられているようだ。