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【2022年F1シーズン】移籍組や3人のアジア系ドライバーの活躍にも要注目!

2022年01月11日(火)18:06 pm

今年のF1では2人のドライバーが昨年とは違うチームから出走することになる。

1人は、2017年から5年間所属したメルセデスのシートを2021年限りで失ったバルテリ・ボッタスだ。ボッタスは今シーズンに向けて昨年末に引退した同じフィンランド出身ドライバーであるキミ・ライコネンの後任としてアルファロメオで走ることになる。

■コンスタントにポイントがとることも可能だとボッタス

チャンピオンチームであるメルセデスから、昨年はコンストラクターズランキング9位に低迷したアルファロメオへの移籍を決めた32歳のボッタスだが、これまでとは大きく異なる技術レギュレーションが導入される2022年シーズンには自分たちにもチャンスはあると次のように語った。

「新しいレギュレーションのいいところは、どんなことでも起こる可能性があるということだ。(アルファロメオが)メルセデスのように優勝争いをすることはないと思うけれどね」

「だけど、このチームで1年目からコンスタントにポイントを獲得することは可能だよ。可変要素はたくさんあるし、成り行きに影響を与えるものもたくさんあるよ」

■開発が今年のカギだとジョージ・ラッセル

一方、そのボッタスの後任として3年間所属したウィリアムズから今季はメルセデスに移籍し、ルイス・ハミルトンの新たなチームメートを務めることになったのが23歳のイギリス人ドライバーであるジョージ・ラッセルだ。

これまでずっとウィリアムズで集団の後方で争ってきていたラッセルは、今年は8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得したトップF1チームでフルシーズンを戦うことになる。

しかし、やはり今季のF1マシンがこれまでとは大きく異なるコンセプトのものに変わることもあり、ラッセルとしても慎重な姿勢を見せている。ラッセルは、とりわけフェラーリが今季大きく躍進する可能性があると考えているようだ。

「フェラーリのようなチームは、ここ2年間は困難な時期を過ごしてきたし、とてもハングリーになるだろうね」

「特にこの新しいルール変更によって、マクラーレン同様、彼らも戦いに戻ってきたいと思うだろう。これらのチームはインフラがあるし、エンジニアリング部門にも人材が揃っている。ドライバーも含めて、本当に戦うことができる」

そう語ったラッセルは次のように付け加えた。

「僕は、すべて何か特別なことをする能力があるチームが5つあると思っている。だから、絶対にそれを上回らなければならない。そのためには、開発が絶対的なカギになるよ」

■注目は3人のアジア系F1ドライバーの活躍

また、2022年のF1グリッドには2人の新顔が登場することになる。そのうちの1人はアントニオ・ジョビナッツィの後任としてアルファロメオでF1デビューを飾ることになるルーキーの周冠宇(チョー・ガンユー)だ。昨年のF2選手権でランキング3位となった上海出身の周は初の中国人F1ドライバーとしてグリッドに並ぶことになる。

メルセデス時代に通算10勝をあげた実績を持つボッタスのチームメートとして22歳の周がどれほどのパフォーマンスを発揮することができるかに注目が集まりそうだ。

また、ルーキーではないものの、2019年から2020年にかけてトロロッソ(現アルファタウリ)とレッドブルで走っていたアレクサンダー・アルボンが今年のF1グリッドに戻ってくる。

イギリス生まれのタイ国籍ドライバーである25歳のアルボンは、レッドブルとの契約を保持しながら、今季はメルセデスに移籍したラッセルの後任としてウィリアムズでフルシーズンを戦うことになっている。

今年は現在唯一の日本人F1ドライバーである21歳の角田裕毅がアルファタウリで2年目のF1シーズンを迎えることになるが、これに周とアルボンが加わることで、今年のF1には3人のアジア系ドライバーが登場することになるわけだ。

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