F1第21戦サウジアラビアGP(ジェッダ市街地サーキット)の予選を終えて、ホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)が次のように振り返った。
●【F1第21戦サウジアラビアGP】予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数
■速さはあるので明日のレースに期待が持てます
「サウジアラビアGPの2日目が終了しました。Honda PUを搭載するレッドブル・レーシング・ホンダとスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの4台のマシンは、FP3と予選で非常に力強い走りを見せて、4台そろってQ3進出を果たしました」
「レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手は、予選Q3最終アタックの最終コーナー出口で惜しくもウォールに接触してストップ。そこまでは最速タイムを記録していたこともあり、ポールポジションを逃して3番手に終わったことは残念ですが、速さはありますので明日のレースに期待が持てます。チームメートのペレス選手は、Q3でマシンのバランスに苦戦し、ラップをまとめきれず5番手にとどまりました」
■角田はトラフィックに引っかかり“残念な8番手”
「また、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの両ドライバーも健闘して、ガスリー選手が6番手、角田選手はQ3最後のアタックでトラフィックに引っかかりタイムを伸ばせず、そこまでのペースから見ると残念な8番手という結果になりました」
「最終のスターティンググリッドは期待していたようなものにはなりませんでしたが、全車速さがありますので、レースでは十分にパフォーマンスを発揮して、よい結果に結び付けられればと思います。初開催のコースですので、さまざまなことが起こり得ます。想定される懸案などに対して我々が迅速に対応できるよう、十分に準備をして明日のレースに臨みます」