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ルイス・ハミルトン「ジョージ・ラッセルとはうまくやっていけると思う」

2021年09月03日(金)19:08 pm

ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が2022年に新しいチームメートになっても「かなりうまくやっていけると思う」と語った。

キミ・ライコネンが今季限りでのF1引退を表明したが、これによってアルファロメオのシートに空きが生じることになる。そして、そのシートに座るのは今年までハミルトンのチームメートを務めてきたバルテリ・ボッタスになるのは確実だと噂されている。

ボッタスはF1第13戦オランダGP(5日決勝)の舞台となるザントフォールト・サーキットで2日(木)に次のように語った。

「正しい方向に進んでいるよ。僕たちが選んだ道には満足しているし、ワクワクしているよ」

2017年にニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスに加入したボッタスだが、これまではずっと1年ごとに契約を更新する形で5年間を過ごしてきている。しかし、噂ではアルファロメオとは複数年契約を結ぶことに成功したものと考えられている。

「1シーズン以上チームとの関係があること、つまり仕事を続けられることが分かっている方がいいからね」

そう語った31歳のボッタスは次のように続けた。

「そして、挑戦することができ、楽しめるものでなくてはならない。そういう雰囲気の中で仕事をするのはとりわけ楽しいものだよ。僕にはまだF1で言いたいことがあるんだ」

「僕は続けたいと思っている」

一方、同じフィンランド人ドライバーであるボッタスが2022年には後任を務めることになるのではないかと質問されたライコネンは次のように答えている。

「僕はチームオーナーじゃないんだ。オーナーに聞くべきだよ」

「僕はみんなが知っていること以上のことは知らないよ」

また、来季は念願のメルセデスで走ることが確実だと考えられているラッセルは次のように語った。

「ここで発表することは何もないよ。でも、そうだね、僕が来年どこに行くのかは知っているよ」

ハミルトンはメルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)に対し、これまでずっとボッタスを残留させるよう働きかけていたと考えられている。そのため、最近では自分の希望がかなわなかったことで苛立っているようだとの噂も流れていた。

しかし、ハミルトンもすでに来季はラッセルをチームメートに迎えるという現実を受け入れているようだ。

ラッセルについて質問を受けた36歳のハミルトンは次のように答えている。

「僕たちはかなりうまくやれると思うよ」

「彼は謙虚だし、いいアプローチをしている。それに、彼は(自分と同じ)イギリス人だからコミュニケーションもしやすくなるだろうね。ジョージはこのスポーツの将来を担う存在だよ」

「現時点では、今のチームメートにものすごく協力的でなくてはならない。僕が常にバルテリをサポートしているのはそのためだよ」

一方、ハミルトンと2021年のF1タイトル争いを行っているライバルのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)は、2022年にメルセデスのドライバーラインアップが変わることは自分たちにとってはいいニュースだと次のように語った。

「もし彼(ラッセル)が加われば、ルイスが非常に難しい状況を迎えるのは確かだよ。彼は(2020年の)バーレーンでマシンに飛び乗ったけれど、基本的にはそこですでに非常に困難な状況を作っていたんだ」

しかし、ハミルトンは、自分はラッセルを恐れてはいないと主張している。

「僕がルーキーだった年は、フェルナンド・アロンソ(現アルピーヌ)と一緒にやっていたんだ。僕は、自分が何かを証明しなければならないと感じてなどいないよ」

「それどころか、もしも新しいチームメートと組むことになれば、僕は人生の中で違う場所にいることになる。僕は若手が台頭してくるのを見てワクワクしているよ」

そう語ったハミルトンは次のように付け加えた。

「それは僕が若手に負けたいと思っているというようなことではないよ。でも、僕はこのスポーツが進歩していくのをうれしく思っているんだ。結局のところ、僕も1人のファンだからね」

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