ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)が、2005年と2006年のF1チャンピオンであり、ライバルでもあるフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)から賞賛を受けたことは自分にとって「大きな意味がある」と語った。
ラッセルが2022年にはウィリアムズからメルセデスに昇格するのではないかという憶測がささやかれ続けている中、アロンソは23歳のラッセルが見せている非力なウィリアムズF1マシンでのパフォーマンスを賞賛している。
40歳のアロンソは、自分がF1から離れていた2019年と2020年も常に若いラッセルの走りには注目していたと次のように語った。
「あれ(ウィリアムズF1マシン)が競争力のあるパッケージでないことは誰もが知っているよ」
「今年はよくなってきたものの過去2年はそうではなかった。そして彼は毎週末それで何か特別なことをやってみせていたと思うし、それは家で見ていても楽しかった」
「それにはいつも感心させられるよ」
ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』から、アロンソからそういう言葉を直接かけてもらったことがあるかと質問されたラッセルは次のように答えた。
「それはメディアを通じて耳にしたよ」
「でも、フェルナンドがそう言っていたと聞くのは僕にとって大きな意味があるよ。彼は史上最高レベルのドライバーだからね」
「ある統計を目にしたんだけど、彼はタイトル獲得までわずか10ポイントほど足りなかったことが何度もあったんだ。2度F1チャンピオンになったことは素晴らしい業績だけど、あともう少しでもっと多くのタイトルを獲得できていたはずなんだ」
そう語ったラッセルは次のように付け加えている。
「だから、自分がものすごく尊敬している彼のようなドライバーからほめられるのは、いつだって嬉しいことだよ」