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【メルセデス】これ以上ポイントを失う余裕はないとチーム代表

2021年06月10日(木)5:16 am

2戦連続で宿敵レッドブル・ホンダに優勝を奪われたメルセデスだが、チーム代表を務めるトト・ヴォルフがこのような状態は「受け入れられない」と自分のチームを批判したことが大きく報道されている。

ヴォルフがこうした発言を行った背景には、来週末に開催される今季のF1第7戦フランスGP(20日決勝)でホンダが最新バージョンのエンジンを投入することが明らかになったこともあるようだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、ホンダの新エンジンは信頼性が一段と向上したことで、さらに高いパワーを発揮することが可能となるようだ。

一方、ヴォルフは、メルセデスではすでにF1技術ルールが大幅に変わる2022年シーズンに向けた新車開発の方を優先していることを明らかにしている。

「我々はすでに開発計画を調整してしまっている」

ヴォルフはそう語ると次のように付け加えた。

「悪いレースが2つ続いたからといって全てをひっくり返すようなことをするつもりはないよ。とりわけ、モナコとバクーは我々にとっては最悪のサーキットだからね」

「しかし、今の我々が通常の基準よりも低い水準で活動しているということは認めざるを得ない」

ランキングトップのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を4ポイント差で追いかける現F1チャンピオンのルイス・ハミルトン(メルセデス)も、フランスGPの舞台となるポール・リカール・サーキットにはもっと強くなって戻ってくる必要があると語っている。

そのためのシナリオとして考えられるのは、2021年型メルセデスF1マシンのセットアップを改善することだろう。

「我々のクルマが再びうまく機能するウインドウに戻るまで、ピットストップの直後に1秒ずつ失っていくのは受け入れがたいことだ」

そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「我々には2つのF1選手権(ドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権)のいずれにおいても、これほど多くのポイントを失う余裕はないよ」

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