ハースでは昨年のF1第15戦バーレーンGP決勝で起きたロマン・グロージャンの事故から得た教訓をもとに、2021年仕様F1マシンに修正を施したようだ。
5日(金)に行われる世界モータースポーツ評議会において、この事故に関する報告書が競技委員から提出されることになっているが、それに先立ち、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは4日(木)に次のように語った。
「報告書は明日提出されることになっている」
「我々が行った最大の変更は、(燃料の)フィラーキャップをシャシーに固定しないようにしたものだ。さらに、ヘッドレストもこれまでよりも小さくすることに取り組んでいる」
「ヘッドレストは今後も使用されるが、今後はそれが外れてもひっかかることはなくなる」
「何か違う形にした方がよいと考え、それらを変更することにしたのだ」
「こういう状況から常に学ぶことができる。すべてルールに従っていたし、クルマには何の問題もなかった。だが、シャシーの半分が引きちぎられるという非常に奇妙な事故が起きてしまった」
イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語ったシュタイナーは次のように付け加えている。
「より良い対策があれば、我々は常にそれを取り入れるよう努めなくてはならないんだ」