2021年にメルセデスのリザーブドライバーを務めることになったオランダ出身ドライバーのニック・デ・フリースは、同郷のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と現F1チャンピオンであるルイス・ハミルトンの間に大きな力量差はないと考えている。
今年2月に26歳となったばかりのデ・フリースは、今年メルセデスチームの一員としてフォーミュラEに参戦することになっている。そして、そのメルセデスフォーミュラEチームのチームメートであるストフェル・バンドーンと共にメルセデスF1チームのリザーブドライバーに指名されている。
デ・フリースは母国オランダの『RacingNews365(レーシング・ニュース365)』に次のように語った。
「僕はフォーミュラEでの仕事に集中しているよ。でも、これに関してはすごくうれしいし、ありがたいことだと思っているよ」
メルセデスの一員として活躍するデ・フリースだが、現チャンピオンのハミルトンとフェルスタッペンとの差があるとすれば、それはマシンによる差だと考えている。
「僕たちのスポーツでは、とりわけF1はそうだけど、自分が乗るクルマが大きなファクターになるんだ」
「僕は、ルイスにできることはたとえそれが何であろうとマックスにもできると確信しているよ。でも現時点ではルイスだけがそういうポジションにいて、彼は毎回それを示して見せているんだ」
そう語ったデ・フリースはサッカー界のスーパースターの名前を引き合いに出しながら次のように付け加えた。
「でも、メッシとロナウドのどちらが上かと聞かれても、答えることなど絶対にできないだろうね」