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ハースF1のボスが角田裕毅の“因縁の相手”ニキータ・マゼピンに警告

2020年12月10日(木)11:44 am

2021年はミック・シューマッハとニキータ・マゼピンという2人のルーキーF1ドライバーで戦うことになるハースだが、チーム代表のギュンター・シュタイナーが早くもロシア人ドライバーのマゼピンに注文を出したと伝えられている。

2020年はF2シリーズに参戦していたマゼピンだが、恐らくは富豪として知られる父親の財力も手伝って2021年にはハースでF1デビューを飾ることが決まっている。

そのマゼピンは先週末にバーレーンで行われたF2最終ラウンドのレース1終盤にはトップを走行していたが、ポールシッターであった角田裕毅がオーバーテイクにかかるとマシンを幅寄せし、角田をコース外に押し出してしまった。それでも角田はオーバーテイクを成功させてトップチェッカーを受けている。

だが、マゼピンのあまりにも攻撃的過ぎる防御はダニエル・リカルド(ルノー)に「彼は一線を越えてしまった」と言わせるほどのもので、レース後にペナルティーが科されてしまっていた。

だが、角田とマゼピンにはスパ・フランコルシャンで行われた第7ラウンドでも同じようなことが起きていた。

そのレースでもトップを走るマゼピンに角田が何度も襲いかかったものの、マゼピンがその攻撃を防いでトップチェッカーを受けていた。だが、このときもマゼピンが角田をコース外に押し出しており、これに対して5秒ペナルティーが科されて角田の優勝が確定したという経緯があった。

そしてさらに、トップでパルクフェルメにマシンを戻した角田がチームスタッフたちとともに勝利を喜んでいるところに戻ってきたマゼピンは2位のプレートをマシンで跳ね飛ばし、それがあわや角田にぶつかりそうになる一幕もあった。この件でもマゼピンには非紳士的行為があったとして審議対象となっていた。

先週末のバーレーンで非紳士的とも言える防御を行ったマゼピンについてどう思うかと質問されたシュタイナーは次のように答えた。

「私はそのレースを見ていなかったんだと言うこともできるだろうが、それはずるいだろうね」

「だからこう言おう。ニキータは非常に激しく戦い、ペナルティーを科された。それは彼の学習進歩の一部だ。彼はF1ではそういうミスを犯してはならないということを理解する必要がある」

角田も2021年にはアルファタウリ・ホンダでF1デビューを飾ることになると考えられているが、F1でもこの因縁の2人の激しい戦いが見られることになるかもしれない。

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