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ライコネンが引退しなかったのには「驚いた」と元F1ドライバーのミカ・サロ

2020年11月04日(水)19:06 pm

元F1ドライバーであるミカ・サロが、同じフィンランド出身ドライバーであるキミ・ライコネンが来年も現役生活を継続すると聞いて驚いたと語った。

近年、FIA(F1統括団体の国際自動車連盟)のF1競技委員を務めることもあるサロだが、今年の10月に41歳となったライコネンのF1キャリアは2020年シーズンをもって終わることになるだろうと最近語っていた。

だが、アルファロメオは10月末に2021年もライコネンとアントニオ・ジョビナッツィの2人が続投することを発表。ライコネンは現役最年長F1ドライバーとして、すでに自身が持つF1最多出走記録を更新し続けていくことになった。

サロは、そのニュースを聞いたときには「驚いた」と母国フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』に微笑みを浮かべながら次のように語った。

「かなりびっくりしたよ。それは否定しない」

「僕はてっきり今年で終わりだろうと思っていたからね。だけど、まだ終わりそうにないね。これからあと何年続けられるか、様子を見ていくことにしよう」

アルファロメオに関しては、少し前まではライコネンもしくはジョビナッツィのどちらかを放出し、その後任としてフェラーリと育成ドライバー契約を結んでいるミック・シューマッハに2021年のシートを与えるのではないかとのうわさもあった。

だが、フェラーリとしてはミック同様フェラーリのアカデミー出身者であるイタリア人ドライバーのジョビナッツィをF1に留めておきたいと考えたようだとうわさされている。そしてミックは2021年に向けてロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの契約延長を行わないと発表したハースに加入することになると考えられている。

先週末にイモラ・サーキットで行われた第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝を18番グリッドからスタートし、9位入賞を果たす活躍を見せたライコネンはファンの投票により「ドライバー・オブ・ザ・デー」に選出されるなど、まだ十分にF1で戦えることを示してみせた。

サロは、ライコネンが2021年も走るのはF1にとってはいいことだと次のように続けた。

「キミはすごくうまく戦ったし、彼が(F1を)やめるのは自分がそうしたいと感じたときだけだろうと思うよ。それに、彼はF1にとって大きな市場価値がある。(フェルナンド)アロンソも復帰するし、年長のビッグネームたちと若手たちが一緒に走るのはいいことだよ」

「キミは、ただ走ればいいという条件が与えられたことがやる気につながったのだと思う。アルファロメオは彼が何よりも嫌っている宣伝活動を全て免除したんだ。だから、彼がやらなくてはならないことはドライブすることだけなんだ」

サロは2021年はアルファロメオのF1マシンの戦闘力も向上する可能性があると次のように付け加えている。

「フェラーリがエンジンにちょっとした改良を施したら、アルファロメオのマシンは実際のところフェラーリよりもうまく機能しているように見える。来年は彼らのとっていいシーズンになるかもしれないよ」

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