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ニコ・ヒュルケンベルグ「レッドブルが最高の選択肢」

2020年10月19日(月)17:45 pm

ニコ・ヒュルケンベルグが、もし自分がレッドブルに加入できたならばマックス・フェルスタッペンと比べても遜色のないパフォーマンスを発揮する自信があると示唆した。

レッドブルには自分たちが運営する若手ドライバー育成プログラムがあり、そのプログラムに所属するドライバーをF1に昇格させるという基本方針を有している。

そして、現在レッドブルではフェルスタッペンに大きな差をつけられて苦しんでいるタイ国籍ドライバーであるアレクサンダー・アルボンを懸命にサポートしている。

しかし、そのアルボンがなかなか期待通りの結果を残すことができず、最近ではドライバープログラム責任者のヘルムート・マルコも、アルボンが改善しなければ外部からドライバーを確保する可能性もあると示唆。そしてその候補者として2019年までルノーに所属していたヒュルケンベルグと今季限りでレーシングポイントのシートを失うセルジオ・ペレスの名前をあげている。

こうした中、33歳のドイツ人ドライバーであるヒュルケンベルグは『Motorsport-Magazine.com』に次のように語った。

「調子さえよければ、僕はマックスとコンマ3秒以内には接近できるよ」

「マックスのスピードは本当にすごいし、彼のチームメートを務めるのは困難な仕事だよ。だけど、彼との比較において自分がどういう位置にいるのかを見極めることができれば面白いだろうね」

ヒュルケンベルグは今季セルジオ・ペレスとランス・ストロールの代役として今季レーシングポイントから3レースに出走しているが、そこで非常に素晴らしい結果を残してみせており、今では「スーパー・サブ」あるいは「消防士(火消し役)」という称号すら与えられている。

特に、ニュルブルクリンクで行われた前戦アイフェルGPではストロールが土曜日の朝に体調不良に陥ったことからぶっつけ本番で予選に挑戦することになったヒュルケンベルグだが、レースでは最後尾スタートから見事に8位入賞を成し遂げている。

「突然(F1マシンに)乗り込んでパフォーマンスを発揮してみせることができるドライバーはそれほど多くはいないだろうね」

「だけど、僕は消防士になることを求めているわけじゃないんだ。僕が最初に代役出走した後で、いくつかのチームが僕にずっと控えドライバーを務めて欲しいと言ってきた。でも、僕が望んでいるのはレギュラードライバーとなることさ」

そう語ったヒュルケンベルグは、2021年F1シーズンに向けてはレッドブルが「最高の選択肢」であることは間違いないものの、実際にそのシートを確保できる可能性は「小さい」としている。

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