NEXT...F1開催スケジュール

「フェルスタッペンのチームメートにお薦めなのはマグヌッセンだ」とマクラーレンの元広報責任者

2020年10月19日(月)18:47 pm

2017年までマクラーレンの広報責任者を務めていたマット・ビショップが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の次のチームメートになるのに相応しいドライバーのひとりにケビン・マグヌッセン(ハース)がいると語った。

現在レッドブルでフェルスタッペンのチームメートを務めているアレクサンダー・アルボンはなかなか期待されたパフォーマンスを発揮することができておらず、最近ではレッドブルのドライバープログラム責任者として知られるヘルムート・マルコもニコ・ヒュルケンベルグもしくはセルジオ・ペレスの獲得を検討していることを示唆している。

だが、現在は女性だけのフォーミュラカーによるレースカテゴリーであるWシリーズの運営に関わっているビショップは『GMM(グローバル・モータースポーツ・メディア)』に対し、今季限りでハースのシートを失うことになるとうわさされているマグヌッセンもレッドブルにとって「非常にいい候補者」になるだろうと語っている。

「彼はルノーとハースではチームメートに勝っているものの、彼には素晴らしい勝ち方ができるだけのクルマがないんだ。かつて彼が2013年にフォーミュラ・ルノー3.5シリーズで見せた活躍を知っている者なら誰でも、まだ彼が本当の力を見せることができずに待っている状態であることを知っているよ」

「レッドブルの2021年のドライバーラインアップは興味深いね。私は現在ヘルムートとクリスチャン(ホーナー/チーム代表)がどう考えているのかというような内部情報は全く持っていない。だが、彼らは何かを変えるかもしれないと言われている」

マクラーレン時代にマグヌッセンをすぐそばで見続けてきたビショップはそう語ると次のように続けた。

「私はマックスとケビンが彼らにとってすごくいいラインアップになると考えているよ。2人は非常に経験がありながら、まだかなり若いし、並外れて速い。かなり怒りっぽいものの、非常に野心家であり、すごく優秀で、お互いに正直であり続けるだろうし、メルセデスのマシンが何らかの理由でつまずくようなことがあればいつでもレースで勝つことができる」

確かに、マグヌッセンは2014年にマクラーレンでF1デビューした際、初レースとなった開幕戦オーストラリアGPで見事に3位でチェッカーを受けており、そのとき2位でフィニッシュしたダニエル・リカルド(当時レッドブル)が失格したことから正式結果は2位となっている。

素晴らしいF1デビューを飾ったマグヌッセンだったが、その後マクラーレンは低迷。2015年にはフェルナンド・アロンソが復帰したことからマグヌッセンは再びリザーブドライバーに格下げされていた。その後マグヌッセンはマクラーレンと決別し、2016年にはルノー、そして2017年から現在のハースに所属している。

とは言え、マグヌッセンのレッドブル移籍には別の問題もありそうだ。フェルスタッペンにはヨス・フェルスタッペン、マグヌッセンにはヤン・マグヌッセンという元F1ドライバーの父親がおり、その父親同士がサーキット内外でぶつかってしまう可能性も小さくはないだろう。

「彼らがうまくいくだろうかって? 誰もそんなことは気にしないさ。ときには自分たちのドライバー同士がお互いに小競り合いすることを望むものだよ」

そう語ったビショップは次のように付け加えた。

「ああ、それに元F1ドライバーである彼らの父親たちがパドックで殴り合うような光景が繰り広げられれば、それもまた楽しいじゃないか!」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック