モンツァ・サーキットで行われる今週末のF1イタリアGP(6日決勝)はベルギーGPよりもさらにひどい結果になる可能性もある。
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そう考えているのは今年フェラーリで2年目のシーズンを迎えているシャルル・ルクレールだ。
ルクレールは先週末にスパ・フランコルシャンで行われた2020年F1第7戦でのフェラーリのパフォーマンスはショックだったとフランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のように語った。
「DRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)を使ってもオーバーテイクすることができなかったんだ」
「ひどいよ。ほかには言いようがない。なんとかするしかないね」
「何か対応策を見いださなくてはならない。こんなことを続けてはいられないからね」
「残念ながら、モンツァでも同じ結果になるはずだよ。さらに悪くはならないにしてもね。でも、これからまたチームの士気を高めるのも僕の仕事の一部なんだ」
スパでのフェラーリのあまりの不調ぶりはほかのチームのドライバーの目にも奇異に映ったようだ。
というのも、フェラーリからエンジン供給を受けているアルファロメオやハースが昨年に比べると一定の進歩を見せたにも関わらず、ワークスチームのフェラーリが逆に後退してしまっていたからだ。
「僕たちが前進していることより、フェラーリがそれ以上に後退しているということの方が問題だと思うよ」
そう語ったハースのケビン・マグヌッセンは次のように付け加えた。
「アルファロメオや僕たちはここで昨年と比べてほぼ1秒速くなっているけれど、その一方でフェラーリはコンマ4秒遅くなっていると聞いたよ」