F1 70周年記念GPで今シーズン初優勝を飾ったレッドブル・ホンダ。ファステストラップはルイス・ハミルトン(メルセデス)に奪われたものの、もうひとつのファステストである“ファステスト・ピットストップ”は獲得していた。
■驚速の2.03秒!
今回レッドブル・ホンダが最速のピットストップを行ったのは30周目。アレクサンダー・アルボン(レッドブル・ホンダ)のピットイン時に2.03秒を記録した。手元のストップウォッチで2秒をカウントしてみれば、それがどれだけの速さかわかるだろう。ドライバーとメカニックの素晴らしいチームワークの結果だ。
コース上で0.001秒を削るにはタイヤが摩耗したりPUやブレーキなどのパーツに負荷をかけるというリスクが伴うが、ピットストップで0.1秒でも早くコースに送り出すことができれば、そういったパーツへのリスクはなく、さらに順位が入れ替わって結果に大きく影響することも多く、レースでは重要な要素の一つと言える。
■現在年間ランキング1位はレッドブル・ホンダ!
現在、ファステスト・ピットストップ年間ランキング1位はレッドブル・ホンダの155ポイント、2位はメルセデスの98ポイントで、その差は57ポイントと圧勝だ。
残念ながらこのファステスト・ピットストップで得られるポイントは、独自のアワード・ポイントであり、最速ラップタイムを刻んだ時に得られるファステストラップ・ポイントのように1ポイントがドライバーズ・ポイントランキングに加算できるルールはないが、チームのモチベーションアップとチームワーク、そしてレース結果には大いに役立っている。
■ファステスト・ピットストップTOP3/F1 70周年記念GP
1位 2.03秒 レッドブル・ホンダ(アルボン)
2位 2.18秒 アルファロメオ(ジョビナッツィ)
3位 2.22秒 メルセデス(ハミルトン)
●【一覧】2020年F1ファステスト・ピットストップ、年間ランキング、全レースのピットストップランキング