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【F1】2020年シーズン終盤には「ほとんどオーバルコース」でのレースも?

2020年06月17日(水)5:43 am

今年、バーレーン・インターナショナル・サーキットでも2レースが開催されることになるかもしれない。

現時点では、F1が発表した修正版2020年カレンダーにはヨーロッパで開催される8レースしか記されていない。そのうちオーストリアのレッドブルリンクとイギリスのシルバーストンが2レースずつを開催し、これに加えてハンガリーのハンガロリンク、スペインのバルセロナ-カタルーニャ・サーキット、ベルギーのスパ・フランコルシャン・サーキット、イタリアのモンツァ・サーキットで1レースずつが行われる予定だ。

だが、伝えられるところによればF1では年内に15レースほどの開催を目指していると考えられており、ヨーロッパでは上記の8レースに加えてイタリアのムジェロやイモラ、ポルトガルのアルガルヴェ、ドイツのホッケンハイムなどが開催候補地となっているようだ。

ヨーロッパ圏外で開催されるレースでは日本に含めアゼルバイジャンとシンガポールも中止が決定している。しかし、ヤス・マリーナの規制が今週解除されたと伝えられているアブダビに関しては開催時期を12月中旬に遅らせるものの例年通りシーズン最終戦として行うことがほぼ確定的だと伝えられている。

そして、そのアブダビの前に行われることになりそうだと考えられているのが、本来は第2戦として位置づけられていたバーレーンGPだ。

F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは先週、バーレーンでも2レースを行うことになるかもしれないと語っている。

近代F1サーキット設計者として知られるヘルマン・ティルケの手になるバーレーン・インターナショナル・サーキットは複数のレイアウトを利用できるように設計されている。

ブラウンは、もし今年2レースを連続開催することになればそのうちの1レースは通常のコースではなくサーキットの一番外側のラインを使った「ほとんどオーバルコース」での開催となるかもしれないと示唆し、「かなりエキサイティング」なレースになるだろうと語っている。

『speedcafe.com』からその実現可能性について質問されたF1レースディレクターのマイケル・マシは「規則からすれば、それを妨げるものは何もない」と語り、現在同一サーキットで2レースの開催が予定されているレッドブルリンクとシルバーストンに言及しながら次のように付け加えている。

「残念ながら、オーストリアあるいはシルバーストンに関してはあまり選択肢がなかった。だが、例えばバーレーンのようなほかのイベントがあり、そこでは何か違うことを試す手段があるのだとしたら、そうしない手はないだろう?」

一方、新型コロナウイルス発祥の地だと考えられている中国だが、本来であれば今年のF1第4戦として4月に中国GPが開催されるはずだった上海でシーズン後半に2レースが開催されるかもしれないと伝えられている。

10月に鈴鹿で開催予定だった今年の日本GPはすでに中止となることが確定している。しかし、鈴鹿から直線距離にして1500kmほどのところに位置する上海市でスポーツ局長を務める徐彬は地元のラジオ局に次のように語った。

「我々はF1の会社から連絡を受けた。上海で2レースを開催できる可能性があるかどうかについて現在も連絡を取り合っているところだ」

「もちろん、ウイルスがどれほど制御されているか様子を見る必要がある」

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