メルセデスを傘下に置くダイムラーが、F1ワークスチームの運営から手を引くことになりそうだとの報道に対して反論を行った。
最近、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』などが報じたところによれば、現在メルセデスF1チームCEOを務めているトト・ヴォルフがその職を離れ、昨年5月に亡くなったニキ・ラウダのような監査役的な職務につくことになるようだと考えられている。
さらに、ヴォルフはアストンマーティンの新オーナーとなったローレンス・ストロールと手を組んでメルセデスF1チームを買収する可能性もあるとうわさされており、ストロールが保有するアストンマーティンの株式をダイムラーと交換することになるかもしれないと言われている。
だが、ダイムラーはそうした報道は「根拠のない無責任なものだ」と主張。さらに、広報責任者であるヨルグ・ホーヴェは『DPA通信』に次のように語った。
「我々にはF1から手を引く計画などない」
「F1から撤退する理由もなければ、そういう決定もしていない」
そう語ったホーヴェはヴォルフの去就に関しても次のように付け加えた。
「トトは今もそうだし、来季以降も我々のチーム責任者にとどまることになる」