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【動画:F1 eスポーツ決勝】大波乱・・・ヒュルケンベルグがスタート直後に接触、ハーバートがペナルティ覚悟でトップへ、ノリスが最終周に接触・・・/第1戦バーチャルGP決勝レポート

2020年03月23日(月)8:02 am

本物のF1が新型コロナウイルスの影響で開催できないなら、eスポーツで開催しよう。ということで急遽決まったのがこの『F1 eスポーツ・バーチャル・グランプリ(GP)』だ。

本来なら今週末はF1第2戦バーレーンGPが開催されていたはず。しかし今日はF1 eスポーツ第1戦バーチャル・グランプリが開催された。舞台はバーレーン・インターナショナル・サーキットだ。

決勝レース距離は、当初は実際のレースの半分となる28周を予定していたが、今回はさらに半分の14周となった。つまり実際のレースの1/4ということだ。

■波乱の決勝レース

事前に発表されていた情報だと元F1ドライバーのニコ・ヒュルケンベルグはレーシングポイント所属、アンソニー・デビッドソンはハース所属だったが、スターティング・グリッドではチームを移籍・・・しかし決勝レースではヒュルケンベルグはレーシングポイントで、アンソニー・デビッドソンの名前は見当たらない・・・など細かい事はゲームならではだろう。

決勝レースはスタート直後から波乱だった。まず1コーナーへ向かう前の直線でフェラーリのディノ・ベガノビッチ(フェラーリ・ドライバー・アカデミー)とニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)がクラッシュ、スピンを演じる。
 

■ハーバートにペナルティ

その間に、1コーナーのランオフエリアを意図的に真っ直ぐ突っ切っていったアルファロメオがトップに立った・・・その人物は15番グリッドからスタートした元F1ドライバーのジョニー・ハーバート(現役F1解説者)だ。ゲームとはいえ、画面下にはしっかりと「レースコントロール:ジョニー・ハーバート 10秒タイムペナルティ ー コーナーカット」と表示されている。ハーバート本人が本来の仕事である解説者の立場なら、この一件についてどんな解説をしていたのだろうか・・・。

アルファロメオをドライブするジョニー・ハーバートはしばらくトップを快走するものの、1周を終える前にポールシッターのフィリップ・エング(レッドブル/プロレーシングドライバー)とチョウ・グアンユー(ルノー/F2ドライバー)にオーバーテイクされ3番手に落ちてしまった。これが本来の実力か。

■優勝は現役F2ドライバー

その後、各所でバトルやクラッシュがあったが、最終的にトップでチェッカーを受け、第1回ウィナーに輝いたのはチョウ・グアンユー(ルノー/F2ドライバー)だった。

11秒後方で2位フィニッシュしたのは元F1ドライバーのストフェル・バンドーン(メルセデスF1リザーブドライバー)。3位はポールポジションからスタートしたフィリップ・エング(レッドブル/プロレーシングドライバー)だった。

最終周、ランド・ノリス(マクラーレン)がJimmy Broadbent(STREAMER & CONTENT CREATOR)と激しく4位争いを展開したものの、接触してコースアウトしてしまい5位でフィニッシュした。これが現役F1ドライバーの最高位となった。6位にはニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)が入っている。

序盤を盛り上げたジョニー・ハーバートは13位でフィニッシュ、ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント)は11位だった。

■あなたも挑戦できるかも?

この第1回バーチャル・グランプリは主催者が呼びかけたシムレーサーたちで競うことになったが、F1が事前に発表した情報では、今後は一般の人も参加できるようにしたいとの計画を発表していた。

手探りの中で第1回バーチャル・グランプリを終えたばかりで、実際に一般参加者がどのように戦えるのかは未定だが、腕に覚えがある人は今のうちに「F1 2019」でトレーニングを積んでおけば、世界中の視聴者の前で現役F1ドライバーと白熱のバトルを楽しめるかもしれない。今後発表されるであろうレギュレーションを楽しみに待とう。

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F1 eスポーツ第1戦バーレーン・バーチャル・グランプリ決勝レース結果は以下の通り。

■【決勝レース結果】F1 eスポーツ第1戦バーレーン・バーチャル・グランプリ
1 チョウ・グアンユー(ルノー/Guanyu Zhou:F2ドライバー)
2 ストフェル・バンドーン(メルセデスF1リザーブドライバー)
3 フィリップ・エング(レッドブル/Philipp Eng:プロレーシングドライバー)
4 Jimmy Broadbent(STREAMER & CONTENT CREATOR)
5 ランド・ノリス(マクラーレン)
6 ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ/現役F1ドライバー)
7 ルカ・サルバドーリ(アルファタウリ/Luca Salvadori:プロ・モーターサイクルレーサー)
8 Redeye(ハース)
9 ディノ・ベガノビッチ(フェラーリ/Dino Beganovic:フェラーリ・ドライバー・アカデミー)
10 エステバン・グティエレス(メルセデスF1リザーブドライバー)
11 ニコ・ヒュルケンベルグ(レーシングポイント/元F1ドライバー)
12 Sadokist(アルファタウリ)
13 ジョニー・ハーバート(アルファロメオ/元F1ドライバー、現F1解説者)
14 ニコラス・ハミルトン(マクラーレン/プロレーシングドライバー)
15 イアン・ポールター(ルノー/プロゴルファー)
16 Sir クリス・ホイ(レッドブル/オリンピック自転車競技で史上最多6度の金メダリスト)
17 リアム・ペイン(ワン・ダイレクションのメンバー。シンガー・ソングライター)
18 Cyanide(ハース/元F1ドライバー、レーサー、F1解説者)
19 ロバート・シュワルツマン(フェラーリ/Robert Shwartzman:2019年F3王者、F2ドライバー)

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