オーストラリア出身元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がこれまでのF1キャリアにおいて「最も重要なオフシーズン」を迎えるにあたり、専門家のアドバイスを求める必要があると考えている。
2019年シーズン開幕前にはフェラーリに久々のF1タイトルをもたらすのではないかと言われていたベッテルだが、タイトル獲得はおろか今年からチームメートに迎えた22歳のシャルル・ルクレールにも負けてしまうという屈辱の結果となってしまった。
2015年にフェラーリに移籍して以来最低の結果となるドライバーズランキング5位で2019年シーズンを終えてしまったものの、32歳のベッテルは自分のやり方を変える必要などないと主張している。
「全然難しいことじゃないよ。要は細かいことを変えるだけさ」
そう語ったベッテルは次のようなジョークを付け加えた。
「インタビューがもっと減れば助かるよ」
しかし、2009年から2013年までレッドブルでベッテルのチームメートを務めていたウェバーは、ベッテルの弱点は人の意見に耳を貸さないことだと考えている。
「彼は勝者だし、ファイターだ。だが、彼の鎧にできた小さな裂け目は、彼があまり人の言葉に耳を傾けないことだ」
イギリスのテレビ局『Channel 4(チャンネル4)』にそう語った43歳のウェバーは次のように付け加えた。
「しかし、彼はできる限りさまざまな専門家たちの助言を求める必要があるし、その中には同じようにF1をやってきた者も含まれるかもしれないよ」