F1モータースポーツ担当マネジングディレクターを務めるロス・ブラウンは、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、2021年には新たな挑戦を求めてほかのチームへ移籍する可能性もあると考えている。
現在ハミルトンとメルセデスの間に結ばれている契約は2020年までとなっている。
現在34歳のハミルトンだが、2021年以降もF1を続けたいとの考えを表明している。だが、その2021年にはF1レギュレーションが大きく変わるため、チームの力関係も大きく変わってしまう可能性もある。
そうした中、メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(チームCEO)も2021年に向けた契約交渉は興味深いものになるだろうと最近コメントしていたが、ハミルトンも今週次のように語った。
「来年にはドライバー移籍に関して多くのことが起こるだろうし、ドライバーたちはさまざまなチームと話をすることになるだろうね」
今季通算6回目のF1ドライバーズタイトル獲得を達成したハミルトンは、ミハエル・シューマッハが持つ歴代最多タイトル獲得記録である7回にあとひとつと迫っている。
ハミルトンは、タイトル獲得記録をさらに伸ばしていきたいと次のように語っている。
「もちろん、もっとタイトルをとりたいと思っているよ。来年はこれまで以上に近づくわけだし、ワクワクするよ」
「人生において夢を描くこともできるし、未来に向けて望みを抱くこともできると思う。だけど、同時に今この時を生きるのも大切なんだ」
ハミルトンがマクラーレンから移籍してきた2013年に1年だけチーム代表としてハミルトンと一緒に仕事をした経験を持つブラウンは、最近うわさされているようにハミルトンがフェラーリに移籍する可能性も否定はできないと示唆し、『Daily Mail(デイリー・メール)』に次のように語っている。
「ルイスは新たな挑戦をしたいという決断をするかもしれない。彼はほかのチームへ移籍し、そのチームが成功することを助けようとするかもしれないよ」