F1オーナーのリバティ・メディアが目指しているマイアミでのF1レース実現に希望の光が差し込んできたようだ。
元々はマイアミ中心部に市街地サーキットを設けてそこでF1マイアミGPを開催しようともくろんでいたリバティ・メディアだが、地元の住民団体などの反対活動を受けてその計画は頓挫してしまった。
そしてリバティ・メディアは最近、マイアミ中心部から北に位置するハードロック・スタジアムを中心とするエリアでのF1開催計画をスタートしたものの、それについても地元議会が反対動議を可決するなど、早くも実現に向けて暗雲がただよい始めていた。
伝えられるところによれば、ハードロック・スタジアムが位置するマイアミ・デイド郡議会は、サーキットとして使用するために道路封鎖することを禁止することを決定。さらに、レースは数回に及ぶ公聴会を経て許可された場合にのみ実施可能とするということも決議されたという。
だが、このほどマイアミ・デイド郡の首長を務めるカルロス・ヒメネスがそれらの議会決議に対して拒否権を行使したことが明らかとなった。
地元紙『Miami Herald(マイアミ・ヘラルド)』は、ヒメネスが次のようにコメントしたと報じている。
「私はこれまで同様マイアミガーデンズの居住者たちへの配慮を欠かすことはない。そして、私は我々のコミュニティーにこの世界的レベルのイベントを誘致する方法を見つけることにも取り組み続けていく」