レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2020年は「F1においてこれまでで最も費用がかかる」シーズンになるかもしれないと考えている。
●【決勝結果】2019年F1第19戦アメリカGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
F1オーナーのリバティ・メディアはF1アメリカGPが開催されたオースティンにおいて2021年に導入される新レギュレーションを発表した。
レッドブルでは、まずバジェットキャップだけを2021年からスタートさせ、新レギュレーションの導入は2021年ではなく1年遅らせて2022年にしてはどうかと提案していたものの、それは却下されてしまったようだ。
「どのチームもこれらのレギュレーションによって2つのタイプのクルマを作るために非常に忙しくなっている」
オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』にそう語ったホーナーは次のように続けた。
「私は今でもバジェットキャップ(予算上限値)を先に導入した方がいいと考えている。そうすればすぐに予算を削減できるからね」
「2020年はサーキット内外において非常に金がかかる忙しい年になるだろうね」
そう語った一方で、ホーナーは2020年シーズンがメルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルの3チームが拮抗した戦いを繰り広げる非常にエキサイティングなシーズンになるのは間違いないだろうと考えている。
「マックス(フェルスタッペン)も進歩を目にし、感じ取っている」
「我々はシャシーとエンジンの両面で進歩を遂げつつある。そして、ルールが変わらないことにより、今年学んだ全てのことを2020年のクルマに移し込むことができるだろう」
そう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「だが、皮肉なものだね。3チームによる最もエキサイティングな戦いが展開される年を迎えるのに、その次のシーズンには全てが変わってしまうんだからね」