マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、27日(日)に決勝が行われる今週末のF1メキシコGPで「ポールポジションをとるチャンスはない」と語った。
フェルスタッペンはメキシコGPの舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで2017年と2018年に2年連続優勝を果たしている。当然、狙うのは3年連続でのメキシコGP制覇だが、フェルスタッペンも今年はそれほど強気でレース週末に臨むことができていないようだ。
「個人的には、僕たちがここでどれほどのことができるのか全く分からないんだ」
母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』にそう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えている。
「間違いなく、予選でフェラーリに勝つチャンスはないと思う。レースではもう少し近づけるかもしれないけれどね」
昨年まではレッドブルのエンジンパートナーであったルノーに対して厳しいコメントをすることが多かったフェルスタッペンだが、メキシコで2連勝を飾ることができたのはルノーエンジンのおかげでもあったと認めている。
「ホンダを搭載した僕たちにどれほどの競争力があるかについては、様子を見るしかないよ」
フェルスタッペンはホンダエンジンとともに初めて臨むメキシコGPについてそう語ると、次のように続けた。
「ルノーのエンジンはここではかなりよかったと言うしかない。その功績は認めなくてはいけないよ」
「今年の僕たちのクルマの働きを考えれば、より厳しいものになるだろうと言わざるをえないね」
フェラーリのパワーに対抗するために何かホンダにできることはあると思うかと質問されたフェルスタッペンは次のように答えている。
「それが分かっていたらすでにやっているよ」