2019年のF1シーズンも夏休みを終え、ついに今週末の第13戦ベルギーGP(9月1日決勝)から後半戦の戦いが繰り広げられることになる。
そして、ベルギーGPの舞台となるスパ・フランコルシャン・サーキットでは、来季に向けたドライバー市場に大きな動きが生じることも予想されている。
うわさによれば、メルセデスでは2020年もバルテリ・ボッタスを続投させることを正式に発表するのではないかと言われている。
メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフは、昨年までフォース・インディアに所属していたリザーブドライバーのエステバン・オコンになんとか2020年のF1シートを確保したいとしてきた。
そして、ボッタス続投の場合、ヴォルフとしてはルノーもしくはハースにオコンを送り込みたいと考えているようだとうわさされている。
だが、このほどオコンとルノーの母国であるフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』が、オコンのルノー入りが確定したと報じている。
まだルノーやメルセデスはそれに関して正式な発表は行っていないものの、もしその報道が真実であった場合、ルノーのシートを失うのは今季で契約が切れるニコ・ヒュルケンベルグということになる。
もしそうなった場合、ヒュルケンベルグは2020年にはハースに移籍するのではないかと考えられている。
ハースではなかなか結果が出ないロマン・グロージャンとの契約を今季限りで打ち切るものと考えられており、グロージャンは来季フォーミュラEに転向する可能性が高いと言われている。
来季のドライバーラインアップに関して質問されたハースのチーム代表ギュンター・シュタイナーは次のように語っている。
「我々はこれまでずっと、早ければ夏休みの間に来季のドライバーのことを考えると言ってきた」
「エステバン・オコンは非常にいいドライバーだが、我々としては1年だけの契約には興味はない。すべての選択肢を落ち着いて検討していくつもりだよ」
そう語ったシュタイナーは、次のように付け加えた。
「ニコ・ヒュルケンベルグは我々にとって興味深い選択肢だね」