F1スペインGP開催確定で2020年のF1カレンダーは全22戦に
2020年のF1シーズンは史上最多となる年間22戦で行われることがほぼ確実となった。
F1オーナーのリバティ・メディアはすでに2020年にF1オランダGPを復活させるとともに、ベトナムで新たなF1レースを開催することを発表していた。
だが、当初リバティ・メディアは年間のレース数は今年と同じ21レースに留めるという方針を示していたことから、2019年のF1カレンダーから2レースが消えることになると考えられていた。
そして、これまでの報道によれば、バルセロナで開催されているスペインGPと、ホッケンハイムでのドイツGPがF1カレンダーから抜け落ちることになるとされていた。
だが、少し前にはリバティ・メディアが年間レース数を22戦に増やすことに関してF1チームたちの合意を取り付けたことが明らかとなっていた。
そして、このほどリバティ・メディアがバルセロナと2020年のF1開催契約を結んだことが正式に発表された。
これにより、2020年のF1カレンダーにはオランダとベトナムの2戦が加えられ、ドイツだけが抜け落ちる形となり、全22戦で開催されることがほぼ確定的になったと考えていいだろう。
だが、2020年のF1カレンダーが具体的にどういう日程で組まれることになるのかはまだ不透明な状態だ。
2020年にF1カレンダーに復活することになっているオランダGPを開催するザントフォールト・サーキットの責任者ロバート・ファン・オヴァーディクは27日（火）に次のように語った。
「今、最終的な日程を発表するつもりはないよ」
「バルセロナのニュースにより、少なくとも22レースがカレンダーに盛り込まれることは明らかだ。残りのパズルはすぐに完成されると思うよ」
そう語ったファン・オヴァーディクだが、オランダGPが開催されるのは「5月」になるはずだと明かしている。
実際のところ、ドイツの『Speedweek（スピードウィーク）』は2020年の予想F1カレンダーを掲載しているが、それによれば、ザントフォールトでのオランダGPは5月3日に決勝が行われ、その翌週5月10日にスペインGPが開催されると予想している。
また、初開催となるベトナムGPは第3戦として4月5日にハノイ市街地サーキットで開催されることが予想されているようだ。
■2020年暫定F1カレンダー
『Speedweek（スピードウィーク）』による非公式2020年暫定カレンダーは次のようになっている。
3月15日／開幕戦オーストラリアGP（アルバート・パーク・サーキット）
3月22日／第2戦バーレーンGP（バーレーン・インターナショナル・サーキット）
4月5日／第3戦ベトナムGP（ハノイ市街地サーキット）
4月19日／第4戦中国GP（上海インターナショナル・サーキット）
5月3日／第5戦オランダGP（ザントフォールト・サーキット）
5月10日／第6戦スペインGP（バルセロナ-カタルーニャ・サーキット）
5月24日／第7戦モナコGP（モンテカルロ市街地サーキット）
6月7日／第8戦アゼルバイジャンGP（バクー市街地サーキット）
6月14日／第9戦カナダGP（ジル・ビルヌーブ・サーキット）
6月28日／第10戦フランスGP（ポール・リカール・サーキット）
7月5日／第11戦オーストリアGP（レッドブルリンク）
7月19日／第12戦イギリスGP（シルバーストン・サーキット）
8月2日／第13戦ハンガリーGP（ハンガロリンク）
8月30日／第14戦ベルギーGP（スパ・フランコルシャン・サーキット）
9月6日／第15戦イタリアGP（モンツァ・サーキット）
9月20日／第16戦シンガポールGP（マリーナ・ベイ・ストリート・サーキット）
9月27日／第17戦ロシアGP（ソチ・オートドローム）
10月11日／第18戦日本GP（鈴鹿サーキット）
10月25日／第19戦アメリカGP（サーキット・オブ・ジ・アメリカズ）
11月1日／第20戦メキシコGP（エルマノス・ロドリゲス・サーキット）
11月15日／第21戦ブラジルGP（インテルラゴス・サーキット）
11月29日／第22戦アブダビGP（ヤス・マリーナ・サーキット）
