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F1ドイツGP決勝でのクラッシュ多発はサーキットの責任にあらず

2019年07月30日(火)19:08 pm

先週末にホッケンハイムリンクで開催されたF1第11戦ドイツGPは今季初のウエットレースとなったが、まさに波瀾万丈の展開となった。

●【F1レースハイライト動画】ホンダW表彰台!レッドブル優勝!トロロッソ3位! 2位は19台抜きのフェラーリ/F1ドイツGP

度重なるクラッシュによってセーフティカーが何度も導入されたレースはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンの優勝で幕を閉じた.

だが、2位には最後尾グリッドからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、そして3位には14番グリッドからスタートしたダニール・クビアト(トロロッソ)が、そして15番グリッドからスタートしたレーシングポイントのランス・ストロールが4位となるなど、普通では考えられない結果に終わっている。

さらに、このレースで目立ったのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)といった実力のあるドライバーたちのクラッシュが多かったことだろう。

ターン16でウォールの餌食となったルクレールは「僕は“シャルル・ルクレールが自分のミスをサーキットのせいにした”なんて記事が出ることを望んではいないよ」と主張し、「あのミスは自分に責任があるんだ」と付け加えたものの、あのクラッシュにつながったまるでアイススケート場のようなランオフエリアは「受け入れられない」と不満を表していた。

ハミルトンもルクレールと同じ場所で同じようにウォールにぶつかっていたが、ボッタスやヒュルケンベルグもコースオフした後は完全にマシンコントロールができない状態に陥っていた。

こうしたことを受け、ホッケンハイムリンクのランオフエリアの舗装に問題があるのではないかとの声も上がっていた。

しかし、現在FIA(国際自動車連盟)のF1レースディレクターを務めるマイケル・マシはホッケンハイムリンクには問題はなかったと主張した。

「我々はつい先日も検査を行ったし、レース後にも再び調査を行った」

ブラジルの『Globo(グローボ)』にそう語ったマシは次のように付け加えた。

「滑りにくくするための塗装を施しても未塗装のアスファルトよりさらに滑りやすくなるということもあるし、今回はそういうケースだったんだ」

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