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「F1ドイツGPは絶対に必要だ」とF1チャンピオンたち

2019年07月30日(火)18:21 pm

F1を代表するドライバーであるセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とルイス・ハミルトン(メルセデス)が、伝統あるF1ドイツGPを存続させるべきだとコメントした。

●【決勝結果】2019年F1第11戦ドイツGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数

2020年には新たにオランダGPとベトナムGPがF1カレンダーに加えられることが確定している。

F1オーナーであるリバティ・メディアは、チームの負担なども考慮して2020年も年間のレース数は現行の21戦に留めるとしており、今年で開催契約が切れるグランプリのうち2つが消えることになるのが確実な状況だ。

現時点において2020年のF1開催契約が結ばれていないのはスペインGP、イタリアGP、メキシコGP、そしてドイツGPとなっている。

だが、最近の報道によれば、イタリアGPの開催サーキットであるモンツァが新契約を締結するのはほぼ間違いなさそうだと伝えられており、メキシコGPも生き残るチャンスが大きくなったと考えられている。

そうなると、来年のカレンダーから消える可能性が最も高いのはバルセロナでのスペインGPと、ホッケンハイムでのドイツGPということになる。

先週末に行われたドイツGP決勝で最後尾グリッドからスタートして2位表彰台に上ったドイツ出身ドライバーのベッテルはレース後に『DPA通信』に次のように語った。

「素晴らしいレースが行われたばかりだし、ここを失うことになれば残念だよ」

「情熱があるところでこのスポーツが行われることが重要なんだ」

「ドイツとスペインはレースにおいて長い歴史を持っている。だから、それらが失われ、代わりにレースを開催するために大金を投じても観客席に誰もいないような場所に行くのは悲しいよ」

レッドブル在籍時代の2010年から2013年にかけて4年連続でF1チャンピオンとなったベッテルは、ドイツの『Bild(ビルト)』にも次のように語った。

「僕はホッケンハイムの人たちをすごくよく知っているんだ」

「彼らはF1でまったく金を稼いでいないけれど、彼らの情熱と貢献には素晴らしいものがある」

「だけど、ほかの多くの国々とは違って、ドイツでは政治的なサポートがないんだ」

イギリス出身ドライバーである現F1チャンピオンのハミルトンもドイツのテレビ局『RTL』に次のように語っている。

「これほど情熱的な観客がいるモータースポーツの本場でのレースはほんのわずかしかない。何があろうと、僕たちには100%ドイツGPが必要なんだ」

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