ダニエル・リカルド(ルノー)が、もしセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に関する最近のうわさが事実だとしても、自分には関係のないことだと主張した。
少し前から、現状に大きなフラストレーションを抱えているベッテルが今季限りでF1を引退してしまうのではないか、あるいは、2020年には古巣レッドブルに戻ることを考えているのではないかとのうわさがささやかれるようになっている。
ベッテルとフェラーリとの間に結ばれている現在の契約は2020年までとなっており、チーム代表を務めるマッティア・ビノットも来季もベッテルとシャルル・ルクレールのラインアップで行くことは間違いないと主張している。
だが、いくつかのメディアはすでに、仮にうわさ通りベッテルがフェラーリを今季限りで離脱することになった場合に2020年にそのシートに座る可能性があるドライバーの推測も開始している。
そして、その中のひとりが、2014年にレッドブルでベッテルのチームメートだったオーストラリア出身のリカルドだ。
今季レッドブルからルノーへ移籍したリカルドだが、予選14番手、決勝12位という不本意な結果に終わった前戦F1オーストリアGPの後で、今季のルノーF1マシンには何か致命的な設計ミスがあるのではないかとの疑念さえあるとコメントしていた。
だが、今月1日(月)に30歳の誕生日を迎えたばかりのリカルドは、ブラジルの『Globo Esporte(グローボ・エスポルチ)』から最近のうわさについて質問されると次のように答えた。
「正直な話、過去3年か4年にわたってこういう記事を目にしてきているよ」
「だけど、僕には契約があって、2020年まではここ(ルノー)にいることになる。2年契約だからね。だから、もしセブ(ベッテルの愛称)が今年引退するとしても、もしそれが彼の決断だとしても、僕には何の関係もないことさ」