NEXT...F1開催スケジュール

フェルナンド・アロンソ「F1復帰は考えていない」

2019年06月06日(木)17:17 pm

フェルナンド・アロンソが、現時点ではF1に復帰するという考えは「頭の中にはない」と語った。

2018年シーズン限りでF1活動に終止符を打ち、今年2回目となるインディ500挑戦を行ったアロンソだが、来年もインディカーにフル参戦する計画はないと明言している。

その一方で、トヨタチームの一員として参戦しているWEC(世界耐久選手権)に関しても、今月15日(土)から16日(日)にかけて行われるル・マン24時間レースを最後に、それ以降の出走は行わないことが明らかとなっている。

アロンソは、WECへの参戦を継続しないことにした理由を、2020年以降のスケジュールを自由にしておきたいためだと語っているが、それはF1復帰の可能性を示唆したものだと受け止めていた者も多い。

■今のところF1復帰は考えていない

しかし、アロンソはSNSを通じたファンとの会話の中で、現時点ではF1復帰は考えていないと次のように語った。

「今のところ、それは僕の頭の中にはないよ」

■何か特別なことを成し遂げたい

しかし、アロンソは最大の目標である3大自動車レース制覇は今後も目指していくつもりのようだ。

「スポーツにおいて、何か特別なことを得ようとするならば何度も挑戦し、失敗することが必要なんだ」

「僕も(F1で)32勝するために300戦以上を戦わなくてはならなかった。レアル・マドリードが13回タイトルをとって最も成功を収めたチームになるのに100年を要したようにね」

「その例が示すように、スポーツにおいて成功するパーセンテージは低い。だからこそ、それを達成できるのは特別なことなんだ」

そう語ったアロンソは、今年もこれから「8つの非常に重要なレース」に出走することになるため、F1復帰のことを考える暇などないのだと付け加えた。

■F1にはアロンソのようなドライバーが必要

1997年のF1チャンピオンであるジャック・ビルヌーブは、F1にはアロンソのようなタイプのドライバーがもっと必要だと考えている。

「フェルスタッペンを除けば、誰がアロンソやハミルトン、そしてライコネンのようなドライバーのあとを引き継ぐことができるのかすごく心配だよ」

アロンソの母国スペインの『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』にそう語ったビルヌーブは次のように付け加えている。

「今は、クルマから降りてしまえば彼らが誰なのか分かる者が誰もいない、そんなドライバーたちがたくさんいるよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック