カルロス・サインツ(マクラーレン)は、レッドブル首脳が行ったコメントに対してやんわりと反論を展開した。
先週、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、2019年F1シーズンでは「マクラーレンとウィリアムズが後方」に位置することになるだろうと語ったことが報じられた。
2018年限りでF1を引退したフェルナンド・アロンソの後任としてルノーから移籍してきたサインツは、このマルコのコメントについて意見を求められると次のように答えた。
「誰にだって自分の意見を言ったり、予想をしたりする権利はある」
「2週間にわたったテストではみんながそうしたわけだし、彼はきっとそう言えるだけの数値を手にしているんだろうね。だから彼の考えに特に反論するつもりはないよ」
「僕に言えるのは自分が知っていることだけだ。実際に僕たちがどういう位置にいるのかは分からないけれど、これまでの年よりも多くの周回をこなせている。僕も3強チームたちが上にいるのは分かっている。だけど、グリッドがものすごい接戦になることも分かっているよ」
「僕たちが6番手だ、あるいは9番手だと言うことは不可能だ。でもみんながどういう状況にあるのかはかなりよく分かっている。そしてそれは昨年とすごく似ているよ」
「僕自身の感覚に従えば、昨年ハースが中団チームの中で一歩前進を見せたけれど、今年も彼らが驚きを与える可能性があると思うし、あるいはそれ以上かもしれない」
「だけど、本当のところ、それ以外のチームはものすごく僅差だよ。僕たちはトップチームたちからはだいたい1秒離されている。だけど、僕たちには辛抱することが必要なんだ」
そう語った24歳のサインツは次のように付け加えた。
「ルノー、アルファロメオ、それにレーシングポイントがメルボルン(開幕戦オーストラリアGP/17日決勝)に何を持ち込んでくるのかは分からないしね」