ケビン・マグヌッセン(ハース)は、2019年のF1中団グループ争いは非常に熾烈なものになるだろうと考えている。
2016年からF1挑戦を開始したハースだが、3シーズン目の2018年にはコンストラクターズランキング5位に浮上するというF1ではあまり前例のない順調な発展ぶりを示してみせた。
そして、バルセロナで合計8日間にわたって行われた今年のF1プレシーズンテストの結果を見れば、今年のハースも中団グループ内でのトップ争いができる力を秘めていることを示してみせたと考えられている。
しかし、2019年は昨年以上に中団グループチームたちの力が拮抗してきており、実際のところどのチームが中団グループをリードしていくのかはまだ不透明な状況だ。
■中団グループの戦いはさらに厳しさを増す
2017年からハースのドライバーを務めているマグヌッセンも、母国デンマークの『BT』紙に次のように語っている。
「さらに厳しくなることが想像できるよ」
「昨年は(中団グループの)上位にいたのはハースとルノーだった。だけど、フォース・インディア(現レーシングポイント)がそこに加わり始めたし、ときにはトロロッソが来ることもあった。今年は彼らが最初からその位置にいるだろうと思っている」
■チームとの相互理解が深まっている
昨年ハースとの契約を2020年まで延長したマグヌッセンは、このチームとはこれからもうまく一緒にやっていけると考えているようだ。
「このチームの僕に対する理解が深まりつつあると感じられるんだ。ドライバーとしても個人としてもね。そしてそれが、僕がクルマに何を求めているのかということをチームに理解してもらうことにも役立っているよ」
26歳のマグヌッセンはそう語ると、次のように付け加えた。
「それによって僕には安心感が生まれるし、チームにとっても同じことが言えるんだ。チームが以前よりも僕と気持ちよく仕事ができるようになっていると感じられるし、それは素晴らしいことだよ」