マクラーレンのカルロス・サインツとランド・ノリスが、フェルナンド・アロンソが自分たちのサポートをしてくれるのは歓迎だと語った。
昨年限りでF1を“引退”したアロンソだが、今後もマクラーレンのアンバサダーとしてチーム活動に関与していくことが明らかとなった。
アロンソはマシンの開発にも関与することになり、いくつかのテストで実際にマクラーレンF1マシンのステアリングを握ることも計画されており、今シーズン後半にはそういう機会が実現するものと考えられている。
今年マクラーレンからF1デビューを飾るルーキーのランド・ノリスは、アロンソの母国スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』に次のように語った。
「フェルナンドがチームに関わるのは素晴らしいことだよ」
「彼には経験があるし、彼は僕がまだ知らないことについていろいろ考えているんだ。ただここにいてくれるだけで僕たちの助けになるよ」
「たとえ自分で運転しなくても、彼は僕のドライビングやクルマのパフォーマンス向上を助けてくれることができる。僕たちは彼がまたチームの一員となったことを喜ぶべきだよ」
「いくつかのレースでも、彼が僕たちを手伝ってくれるといいね」
一方、同じスペイン出身のサインツにとって、すでにアロンソは友人でもあり師でもある。サインツはたとえバルセロナでのF1公式プレシーズンテストでアロンソにステアリングを委ねることになってもよかったほどだと語っている。
アロンソに関してはバルセロナでも走行を担当する可能性があるのではないかとうわさされていたが、このタイミングではサインツとノリスにできるだけ多くの走行機会を与える必要があるとの判断のもとに自分が走ることを選択しなかったのだと伝えられている。
「僕は気にしなかっただろうけどね」
そう語ったサインツは次のように付け加えた。
「フェルナンドみたいな人にクルマをテストしてもらえるのはチームにとっていいことなんだ。このクルマと昨年のものを比較する上でも彼はすごくいい参考基準だと思っているよ」