F1公式タイヤサプライヤーであるピレリは、今シーズン中盤から2021年に導入が予定されている18インチホイール用低扁平タイヤ開発に本格的に着手することになるようだ。
ピレリは昨年韓国のハンコックとの指名競争入札に勝利し、2020年から2023年までF1公式タイヤサプライヤーの座にとどまることが決定している。
そして、その2年目にあたる2021年にはこれまでの13インチホイールに替えて18インチホイールが採用されることになっている。
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』によれば、ピレリのレース責任者であるマリオ・イゾラが、2019年の前半は2020年用タイヤの開発に重点が置かれるものの、シーズンが後半を迎える7月からは2021年シーズン用タイヤの開発に焦点を合わせていくことになると語ったという。
実際のところ、F1が18インチホイールを採用することに関しては賛否両論ある。だが、ルノーのテクニカルディレクターを務めるボブ・ベルはそれによってチャンスを得られる可能性もあるとポジティブにとらえているようだ。
「それによってクルマはより現代的な外観になるだろうね」
そう語ったベルは次のように付け加えた。
「最大の挑戦は、どうすれば最高のパフォーマンスを得ることができるかを理解することになるだろう。関係する誰にとっても全く新たな領域だからね」