カルロス・サインツが2019年にフェルナンド・アロンソがマクラーレンのF1マシンのテストをすることになれば、それはチームにとっていいことだと語った。
2018年はルノーでフルシーズンを戦ったサインツだが、2019年は同じスペイン出身ドライバーであるアロンソの後任としてマクラーレンで走ることになる。
■2019年にアロンソのテスト参加を期待するマクラーレン
しかし、マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンは、F1引退を表明したアロンソが来季もテスト担当やアドバイザーとしてチームをサポートしてくれることを期待するという趣旨の発言をしている。
その可能性について地元スペインのメディアから質問を受けたサインツは次のように答えた。
「もしここ数年のクルマを一番よく知っている人がテストするのであれば、僕はそれを気になどしないよ」
「それはチームにとっていいことだし、だからこそそれが検討されているわけだからね」
■シャシーとエンジン両方の改善を期待するサインツ
2015年から2017年までホンダエンジンで苦戦を強いられていたマクラーレンだが、ルノーエンジンにスイッチした2018年はもっと上位が狙える位置に来るだろうと期待されていた。
だが、実際に蓋を開けてみれば、序盤こそコンスタントにポイントを獲得することができたものの、シーズンが進むにつれてライバルたちに差を付けられてしまい、予選で最後尾争いをすることが増えるという最悪のシーズンとなってしまっていた。
「恐らく、彼ら(マクラーレン)は自分たちにはもっと力があると考えていたんだろうね」
「彼らもああいうクルマになるとは思ってもいなかったし、シーズンが進んでも改良パーツにうまく反応しなかった」
「それはチームがクルマの改善をしようと思わなかったわけではなく、どうしてそうなってしまったのかを分析することに焦点が合わされていたからなんだ」
ルノーからマクラーレンへ移ったとは言え2019年も同じルノーエンジンで戦うことになるサインツは「長いストレートがあるサーキットでもあまり苦しまずにすむように」エンジンの改善にも期待していると付け加えている。