電気自動車のテスラモーターズは12月18日(火)、リーガロイヤルホテル京都にて、日本では2019年後半から納車予定の「モデル3」を公開した。11月7日に日本初公開していたが、関西では初公開だ。また、都市型の充電施設「アーバン スーパーチャージャー」を19日正午からテスラ車オーナー向けに導入すると発表、メディア向けに説明会を実施した。
左から「モデルS(旧モデル)」、「モデルS(新モデル)」、「モデル3」、SUVの「モデルX」。
■2019年後半納入予定「モデル3」関西初公開
2019年後半納入予定の「モデル3」を関西初公開した。「モデル3」の基本性能はすでに販売されている「モデルS」や「モデルX」と変わらないが、安全性能試験ではこれまでのノウハウを活かして向上している。
どの車種も、スマートフォンのように常に最新のソフトウェアへとアップデートがされる仕様となっており、車に組み込まれたLTE通信により更新できる。
日本での販売価格は未定だが、現在のレートで換算すると約519万円〜723万円程度になる予定だという。価格帯は3種類あり、航続距離と最高速度で分けられたバッテリー性能差やタイヤやホイールなどの差で、安全基準や性能差はないという。
■日本初導入「アーバン スーパーチャージャー」
「アーバン スーパーチャージャー」は、敷地面積が限られている都市向けに開発された小型化の急速充電設備。在来型スーパーチャージャーは重量が60kg強だが、この都市型「アーバン スーパーチャージャー」は30kg弱と約半分の重さになっており、壁掛けも可能だという。寸法は、従来型が全高168.7cm・全幅81cm・奥行25cmに対して、都市型は全高123.6cm・全幅57.2cm・奥行37.5cmと小型軽量化を実現した。
世界でもまだ北米にしか導入されておらず、日本初導入の地が日本有数の観光地でもあり昔ながらの街並みや景観を誇る京都の「リーガロイヤルホテル京都」となった。「リーガロイヤルホテル京都」は正面玄関前の駐車場に電気自動車向け充電設備を5基設置。4基はテスラ専用の「アーバン スーパーチャージャー」で、1基(2口)は普通充電用(200V)コンセントだ。テスラとしてはアジアパシフィック地域(中国を除く)で100カ所目の「スーパーチャージャーステーション」となった。
テスラ車オーナーは、購入時の契約に応じて無料または安価な価格で利用できる。充電料金は、同じ距離を走行した場合にガソリン代より3〜4割安いという。しかし、満充電になってから一定時間以上駐車していると駐車料金が別途課金される。
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差し込むだけの簡単操作。もちろん防水防塵設計で安心だ