エステバン・オコン(フォース・インディア)は、来季フェラーリに移籍するシャルル・ルクレール(ザウバー)が2019年のF1チャンピオン候補の一角を占めることになるだろうと予想している。
ルクレール同様非常に評価の高い若手ドライバーである22歳のオコンは、来季のF1シート獲得が困難な状況となっている。一方、今季ザウバーでF1デビューしたばかりの21歳のルクレールは2年目にして名門フェラーリのシート獲得が決定。2019年にはレッドブル時代に4回F1チャンピオンとなったセバスチャン・ベッテルのチームメートを務めることになる。
■ルクレールは2019年のチャンピオン候補になってもおかしくない
フランス出身のオコンは、モナコ出身ドライバーであるルクレールについてスイスの『Blick(ブリック)』に次のように語っている。
「シャルルは来年タイトル争いをするだろうね。そうなったとしても、少なくとも僕にとっては驚きではないよ」
「僕には最初から彼が多くの才能を持っていることが分かっていた。そして彼はまさにそれを来年示すことになるだろう」
■フェラーリが1年目のルクレールに求めるのは完走のみ
だが、フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネは、ルクレールは焦る必要はないと考えている。
「来年、シャルルには経験を増やす必要があるし、セバスチャンから学ばなくてはならない」
「彼はフィニッシュラインまでクルマを持ち帰ること以外は何も求められない贅沢な1年を迎えることができるんだ」
イタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』にそう語ったアリバベーネは次のように付け加えた。
「彼は(フェラーリでの)デビューイヤーをプレッシャーなく過ごし、ベッテルの取り組み方をスポンジのように吸収しなくてはならない」