フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネが、少し前から報じられているマッティア・ビノット(チーフテクニカルオフィサー)との確執は事実無根だと主張した。
2018年のF1ドライバーズタイトル獲得に失敗したフェラーリだが、最近、その原因のひとつはアリバベーネとビノットの不和によりチームの統率がとれていない状況となってしまったためだとの報道が行われている。
■アリバベーネがうわさを否定
だが、アリバベーネはこのほどイタリアの『La Repubblica(レプブリカ)』に次のように語った。
「ここできっぱりと明言しておこう。これはフェイクニュースだ」
「チームを動揺させようとして今年はしばしば創造的な物語がばらまかれてきた」
「彼らは何もないところに問題を起こしたがっているんだ」
そう語ったアリバベーネだが、うわさに上っているビノットとの確執は本当にないのかと質問されると、次のように答えている。
「そういう話にコメントするつもりは全くないよ」
■フェラーリとメルセデスの違いは?
今季のフェラーリF1マシンは、少なくともメルセデスと同等か、あるいはその上をいくものになっていると言われている。それなのにどうしてまたもタイトルを取り逃すことになったのかと訪ねられたアリバベーネは、「それは勝利する習慣によるものだ」と答え、次のように続けた。
「彼ら(メルセデス)にとっては、ダブルタイトル獲得は普通のことだ。だが、我々にとっては一大事なんだ」
「我々は勝利することへの恐れを振り払わなくてはならないよ」