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ルノーがメルセデスに反撃「オコンの危機は自分たちの責任ではない」

2018年10月04日(木)5:17 am

ルノーF1プロジェクトを率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が、エステバン・オコン(フォース・インディア)が来季F1に出走できなくなるかもしれない状況に置かれているのはルノーのせいではないと主張した。

今季、フォース・インディアが経営破たんに陥って新オーナー探しを始めたこともあり、オコンを契約下に置くメルセデスのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、オコンの移籍先候補としてルノーやマクラーレンとの交渉を行っていた。

その時点では両チームともにオコンの起用に前向きだという姿勢を示していたようだ。しかし、その後ルノーは突然ダニエル・リカルド(レッドブル)と来季の契約を締結。マクラーレンもカルロス・サインツ(現ルノー)と自分たちのジュニアドライバーであるランド・ノリスを来季のラインアップとすることを決定。

結局、オコンは行き場を失ってしまい、来季のF1残留はほぼ絶望的な状況となっている。

これに関し、ヴォルフはルノーとマクラーレンは不誠実だと怒りのコメントを発していた。

だが、アビテブールはそのヴォルフの発言に対して次のように反撃した。

「トトの言葉に反応したいとは思わない。そうすればこの話は終わることなく続くだろうからね」

「恐らく、F1でこういう問題を抱えたのはトトにとっては初めてのことだったんだろうね」

「私はエステバンに大きな興味を抱いていたことを決して否定はしないし、今後もそれは変わらないだろう。だが、私はエステバンの現在の状況に関して、ルノーはほんの小さな要素でしかないと信じている」

「メルセデスが自分たちのドライバーに対して行っている決断のことを忘れてはならないよ。フォース・インディアの状況とそこでメルセデスが果たした役割も忘れてはならない」

そう語ったアビテブールは次のように付け加えた。

「我々の個人的な話し合いの詳細に触れたいとは思わない。だが、明らかに契約は結ばれていなかったということは言えるよ。もし契約していたのであれば、トトも我々に対してそれを尊重するよう求められただろうがね」

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